第2回・不登校生の進路を考える会が無事終了しました。

不登校の進路について知りたい
受験のために親としてどう動けばよいのかわからない
というピアチェーレのお仲間からのお声を頂く中
支援者や事業者が企画する進路説明会とは
趣を異にし
ビジネス上の縛りや制約、
しがらみなどがないところで
あくまでも当事者目線での
進路に関する口コミ情報や
ユーザー体験その他もろもろを
仲間同士気軽に本音で語り合えたら、、、
そんな気持ちから生まれた企画でした。
今回の企画の一番の立役者は何と言っても
アウトラインのお話をお願いした
お仲間さんでしょう。
(ご本人の希望により
お名前は伏せさせていただきます)
何しろお子さんの学年もお住まいの地域もまちまち
もちろん不登校の状況も異なる
参加者の方たちに向けて
短い時間で全員にとって有益な情報を提供する
という無理難題をお願いしてしまったのですから。
でもそんな難しい役どころを
快く引き受けてくださり
見事大役を演じきってくれました。
繋がるご縁がありがたく嬉しかったです。
***********************
参加メンバーによって取り上げる話題は
若干異なりましたが
第1回、第2回の内容は概ね同じです。
会の前半では
中学卒業後の不登校生の進路の基本事項や
進路をとりまく現状などを、
配布資料を見ながら
概要説明していただきました。
後半部分では質疑応答を通じて、
参加者の方の個々の状況や抱える問題などが
ざっくばらんに話し合われました。
会全体を通じて話された内容は
多岐にわたりましたが
主だった特徴的なものとしては
以下のようなものがありました。
・不登校生の受け入れや受験制度の情報は
どこで入手したらよいか
→インターネットなどを通じて
入手できる情報も多いが
なかなかどこにあるのか見つけづらい。
自治体の教育委員会のHPを見ると
基本的なものはのっている。
又自治体、教育委員会などの説明会や
参加校が多い合同説明会(私立や通信制)でも
資料は入手できるし、全体説明もあるので
是非参加してみるとよい。
塾や模試の業者の情報も活用して。
・できるだけ学校とは連携をとろう
→不登校の子どもを支える連携プレーが
学校側と取れるようであれば理想的
担任の先生と合わない場合でも
役所の窓口くらいの気持ちで
頑張ってみては?
・本人の希望や状態は
変わっていくという前提のもと
幅広い情報を持っておいたほうがよい。
→不登校の子が突然進路のことを
口にしたときに
情報提示してあげれるように。
・不登校はそうでない場合と比べると
卒業後の進路の選択の幅が広いともいえる。
→その子によって何が合うかはそれぞれなので
実際にその場に出向いたり
説明会を活用して確かめよう。
子どもが行ける状態でなければ
親だけで良い。
・全日制高校に入学するということは
入学後は毎日通うということ。
→元不登校の子に配慮がある学校でも
全日制の場合は入学後は
ちゃんと出席することが前提。
・全日制高校の不登校の受け入れ態勢、
入学後に元不登校の子に対し
配慮があるかどうかは
どうやったらわかるのか?
→実際にその学校に直接聞いてみるしかない。
年によって対応が異なる場合もあるので
確認作業は大切。
気になった学校があったら、
保護者だけでも実際に
学校に足を運んでみよう。
各種合同説明会などの
個別相談を利用するとよい。
ただし個別相談に対応してくれた人によって
受け入れの可否についての返事が
異なることもあるので
これは!と思う学校であれば
何度も確認しよう。
私立校は上の人が変わってしまうことで、
受け入れOKから不可になることもある。
説明会という趣旨からして
そこでの話が確約ということではない
というのは心に留めておいた方がよい。
・不登校生は成績や学力に関する資料がないので、
学校側も判断材料がない。
→受験できるようなら模試を受け、その結果を持参する。
・転入・編入については
在籍する学校に確認相談しながら
→転入、編入は条件もあり
件数的にはあまり多くない。
最終決定は学校長の判断となるので、
その可能性を含めよく話しを聞いてみて。
このほか参加者同士の情報交換もあったりと
固い内容の話しながらもなごやかな雰囲気のうちに
おかげさまで無事会を終了することができました。
お忙しい中お集まりいただいた皆様
ありがとうございました。
****************************
わが子の不登校という苦しい状態のなか
次なる進路を考えることは
ときに目をそむけたい現実に向き合わなければならない
保護者にとってもしんどく辛い作業です。
投げ出したくなるときもありますよね。
ただ今は選択肢も多く、
学校ごとの特色も様々で
候補となるところを選んだり
実際足を運んでその雰囲気や方針を確かめることは
とても大切な作業であり
まだ動けない不登校の子どもに代わってそれができるのは
その子をよく知る保護者しかいないんですよね。
新しい進路を考える中で
希望を見出すことも必ずあると思います。
各々抱える状況が違う中で、
進路というデリケートな話を率直に話し
又それを親身になってお互いが聴けるのは
もしかしたら不登校仲間ならではのことかもしれない
とも感じました。
同じ思いのもの同士
繋がっていくことで乗り越えられたら良いですね。
*今回、留学という選択肢については触れられませんでしたが、ご興味ある方いらっしゃれば個人的な経験談はお話しできますので、ピアチェーレのお茶会などでお会いしたときに聞いてくださいね。

* 今回のお茶請けは遠くにお住いのお仲間さんからの差し入れ ハロウィンモチーフのボンボンでした。



a piacere 今後の予定



a piacere 歩こう会 申し込み受付中「残席わずか」
日時 11月21日(土)10:00~
場所 都内
会費 実費(ランチ代・交通費等)
定員 10名














不登校の進路について知りたい
受験のために親としてどう動けばよいのかわからない
というピアチェーレのお仲間からのお声を頂く中
支援者や事業者が企画する進路説明会とは
趣を異にし
ビジネス上の縛りや制約、
しがらみなどがないところで
あくまでも当事者目線での
進路に関する口コミ情報や
ユーザー体験その他もろもろを
仲間同士気軽に本音で語り合えたら、、、
そんな気持ちから生まれた企画でした。
今回の企画の一番の立役者は何と言っても
アウトラインのお話をお願いした
お仲間さんでしょう。
(ご本人の希望により
お名前は伏せさせていただきます)
何しろお子さんの学年もお住まいの地域もまちまち
もちろん不登校の状況も異なる
参加者の方たちに向けて
短い時間で全員にとって有益な情報を提供する
という無理難題をお願いしてしまったのですから。
でもそんな難しい役どころを
快く引き受けてくださり
見事大役を演じきってくれました。
繋がるご縁がありがたく嬉しかったです。
***********************
参加メンバーによって取り上げる話題は
若干異なりましたが
第1回、第2回の内容は概ね同じです。
会の前半では
中学卒業後の不登校生の進路の基本事項や
進路をとりまく現状などを、
配布資料を見ながら
概要説明していただきました。
後半部分では質疑応答を通じて、
参加者の方の個々の状況や抱える問題などが
ざっくばらんに話し合われました。
会全体を通じて話された内容は
多岐にわたりましたが
主だった特徴的なものとしては
以下のようなものがありました。
・不登校生の受け入れや受験制度の情報は
どこで入手したらよいか
→インターネットなどを通じて
入手できる情報も多いが
なかなかどこにあるのか見つけづらい。
自治体の教育委員会のHPを見ると
基本的なものはのっている。
又自治体、教育委員会などの説明会や
参加校が多い合同説明会(私立や通信制)でも
資料は入手できるし、全体説明もあるので
是非参加してみるとよい。
塾や模試の業者の情報も活用して。
・できるだけ学校とは連携をとろう
→不登校の子どもを支える連携プレーが
学校側と取れるようであれば理想的
担任の先生と合わない場合でも
役所の窓口くらいの気持ちで
頑張ってみては?
・本人の希望や状態は
変わっていくという前提のもと
幅広い情報を持っておいたほうがよい。
→不登校の子が突然進路のことを
口にしたときに
情報提示してあげれるように。
・不登校はそうでない場合と比べると
卒業後の進路の選択の幅が広いともいえる。
→その子によって何が合うかはそれぞれなので
実際にその場に出向いたり
説明会を活用して確かめよう。
子どもが行ける状態でなければ
親だけで良い。
・全日制高校に入学するということは
入学後は毎日通うということ。
→元不登校の子に配慮がある学校でも
全日制の場合は入学後は
ちゃんと出席することが前提。
・全日制高校の不登校の受け入れ態勢、
入学後に元不登校の子に対し
配慮があるかどうかは
どうやったらわかるのか?
→実際にその学校に直接聞いてみるしかない。
年によって対応が異なる場合もあるので
確認作業は大切。
気になった学校があったら、
保護者だけでも実際に
学校に足を運んでみよう。
各種合同説明会などの
個別相談を利用するとよい。
ただし個別相談に対応してくれた人によって
受け入れの可否についての返事が
異なることもあるので
これは!と思う学校であれば
何度も確認しよう。
私立校は上の人が変わってしまうことで、
受け入れOKから不可になることもある。
説明会という趣旨からして
そこでの話が確約ということではない
というのは心に留めておいた方がよい。
・不登校生は成績や学力に関する資料がないので、
学校側も判断材料がない。
→受験できるようなら模試を受け、その結果を持参する。
・転入・編入については
在籍する学校に確認相談しながら
→転入、編入は条件もあり
件数的にはあまり多くない。
最終決定は学校長の判断となるので、
その可能性を含めよく話しを聞いてみて。
このほか参加者同士の情報交換もあったりと
固い内容の話しながらもなごやかな雰囲気のうちに
おかげさまで無事会を終了することができました。
お忙しい中お集まりいただいた皆様
ありがとうございました。
****************************
わが子の不登校という苦しい状態のなか
次なる進路を考えることは
ときに目をそむけたい現実に向き合わなければならない
保護者にとってもしんどく辛い作業です。
投げ出したくなるときもありますよね。
ただ今は選択肢も多く、
学校ごとの特色も様々で
候補となるところを選んだり
実際足を運んでその雰囲気や方針を確かめることは
とても大切な作業であり
まだ動けない不登校の子どもに代わってそれができるのは
その子をよく知る保護者しかいないんですよね。
新しい進路を考える中で
希望を見出すことも必ずあると思います。
各々抱える状況が違う中で、
進路というデリケートな話を率直に話し
又それを親身になってお互いが聴けるのは
もしかしたら不登校仲間ならではのことかもしれない
とも感じました。
同じ思いのもの同士
繋がっていくことで乗り越えられたら良いですね。
*今回、留学という選択肢については触れられませんでしたが、ご興味ある方いらっしゃれば個人的な経験談はお話しできますので、ピアチェーレのお茶会などでお会いしたときに聞いてくださいね。

* 今回のお茶請けは遠くにお住いのお仲間さんからの差し入れ ハロウィンモチーフのボンボンでした。








a piacere 歩こう会 申し込み受付中「残席わずか」
日時 11月21日(土)10:00~
場所 都内
会費 実費(ランチ代・交通費等)
定員 10名













