ブログでお付き合いのある 
東京都江東区の不登校親の会のびるの会さんが呼びかけ人となって
不登校の親子応援ガイドブックが作られたというので
さっそく取り寄せて読ませていただきました。



東京都内東部地域で不登校支援を行っている
公的機関の他任意団体やNPOなどの事業者28団体の各情報が
それぞれA4版見開き2ページにわたって掲載されており
他にも不登校だった場合の義務教育終了後のフローチャートや
経験者の手記、不登校のご家族向けの漫画など
大変充実した内容となっていて
こんな冊子を地域限定で作られた
親の会の方たちの熱意や力量には感激しました。

又 冊子の最後のページに載っていた
不登校の子どもの権利宣言というものを
初めて私は目にしたのですが
その素晴らしい内容に驚きました。

不登校の子どもの主張したいこと 
守られるべきことのおそらくほとんど全てが
この権利宣言の前文と下に記載した13条の中に網羅されていて
不登校の子どもに限らずすべての人にこの権利宣言の内容が
知れ渡ると良いな と思いました。
(1.教育への権利 2.学ぶ権利 3.学び・育ちのあり方を選ぶ権利
4.安心して休む権利 5.ありのままに生きる権利
6.差別を受けない権利 7.公的な費用による保障を受ける権利
8.暴力から守られ安心して育つ権利
9.プライバシーの権利 10.対等な人格として認められる権利
11.不登校をしている私たちの生き方の権利
12.他者の権利の尊重 13.子どもの権利を知る権利)


このような冊子が手元にあったら 
きっと多くの不登校家庭の心強い味方になるだろうと思いましたが
必要な人に必要な情報を届けるという点では
随分と制作サイドとしてのご苦労もあるようです。

この冊子に限らず、
一番困っていて支援や情報を必要としている当時者に
有用な情報がなかなか届かないものなのだな ということは
最近痛感します。

頼る機関がないのではなく
知られていない 情報発信が上手くされていない
求める側もどこに行ったら情報入手できるかわからない 
ということがかなり大きな要因となって
マッチする良心的な支援にたどり着く前に
いい加減で乱暴な支援に傷つけられたり
多額のお金を払ったりしてしまうというケースも
多いと感じています。

この冊子に掲載されている支援機関についても
冊子の はじめに のところで 
中立的な立場で編集しているので
利用にあたっては実際に足を運び
自分の目と耳と感性で確かめてください
と記されています。

不登校は百人百様であるということを考えれば
マッチする支援もおのずと違ってくるということも
心に留めておきたいですね。

心強い参考資料として必要な人に
この冊子が届くといいなと思います。

この冊子はもともと
千葉県北西部でガイドマップを作られていた方たちとの
出会いがきっかけで作られたとのこと
そういった力量のある親の会は各地にあるのだと知ったことも
大変心強く感じました。


他にも 私たちの地域にも似たような情報誌
既にありますよ というような情報ありましたら
是非 教えてくださいね♫

この冊子の入手方法はのびるの会さんの
こちらのブログ記事へ  → ✩ 



■これからの予定■ 
5月14・21日 子ども適応論(受付終了しました)
5月27日 お茶会(受付終了しました)
6月13日 若葉マークお茶会(受付中)
8月2日 home上映会(詳しくはこちらを→ )ウサギウサギ