パンダ、劇場へ行く

パンダ、劇場へ行く

主に観劇記録
ミュージカルが好き

日生劇場へISSA in Parisを観てきました。

 

 

この日のキャスト

 

 

原作なしの完全オリジナルミュージカル。

 

 

 

やっぱり、原作なしだと、で、結局どんな話なのよ?ってなるから、プロモーションって大事だよなぁ。って思うんですよ。小林一茶は好き(長野の一茶記念館行った事あるくらいには)だけど、正直、海宝くんと岡宮くんだから観に行く。くらいの動機付けしかなかったんですよね。

 

そしてメインテーマ(なんだよね?楽曲的には)の「TALK TALK TOKYO」が公開されたときも、え?日本語じゃないの?内容入ってこないんだけど…。って思ったんです。まぁ実際観てみたら、これは英語であることに意味があるんだけども。日本での初演作品としてのつかみとしてはキャッチーじゃないよなぁって。

 

物語としては、現代の日本。一発屋的にバズッた「TALK TALK TOKYO」を歌うのはISSAこと、海人(海宝直人)彼は「TALK TALK TOKYO」以後、楽曲が作れなくなっていた。彼の母は著名な小林一茶の研究者。一茶の俳句を元に作った「TALK TALK TOKYO」について、世間は親の七光りだとか、しょせんパクリだとか、誹謗中傷を浴びせる。

 

そんな中、一茶が江戸に出てから、世に名前を知られるまでの10年間に何があったか、仮説を立てた海人の母は仮説を確かめるためにフランスへ。そして彼の地で亡くなってしまう。フランスへ渡った海人は、母の世話をしていた日系のダンサー、ルイーズと出会い、亡き母の残した論文の続きを読み始める。

 

一方江戸時代の日本。継母と折り合いの悪い弥太郎(=小林一茶。岡宮来夢)は江戸へ奉公に出されていた。異国の船を見るために長崎へむかい、オランダ語を学ぶ。そして日本を出てみたいという夢を抱く。異国へ向かう船に乗り込んだ弥太郎は船内でフランス語を学び、パリへ。だが、時は1788年。フランス革命が目の前に迫っていた。

 

そこで弥太郎は1人の女優と出会う。彼女の名はテレーズ。またの名をナイチンゲール。ナイチンゲールとしての彼女は男装をし、仲間と共に革命に邁進していた。

 

現代と江戸時代の日本と革命期のフランスが行ったり来たりではあるけど、別に観てて混乱はなかったかな。ただ、フランス革命の時期に小林一茶がフランスにいた。という仮説は、うーん。どうだろう。いや公式HPにもファンタジーミュージカルって銘打ってるからまぁいっか。

 

結局のところ、この作品て自分自身に対する「お前は誰だ?」「何者で、何を成すのだ?」って自問自答する、結局はそれなんだと思う。

江戸時代の一茶もまだ、何者でもなく、自分の俳句がフランスの地で人々の心を動かす事を知る。

現代の海人もフランスで自分の「TALK TALK TOKYO」がある少年の心に響いている事を知る。

自分の役割を見つけ出す。そういう感じ。

 

突っ込みたい部分もあるよ。親の七光りって言われたくなかったら、ISSAなんて名前で活動しなきゃ良いじゃん。とか、18世紀のフランスに俳句があったって、図書館で調べたらすぐに資料が見つかるとことか。

謎演出もあるしなぁ。最後のオケの指揮者をなんで海宝くんに?

でも、やっぱり海宝くんは歌が上手いなぁ…ってしみじみ思う。

あとテレーズの豊原江理佳ちゃんがすっごく良かった。

 

【観劇メモ】

日生劇場S席 なんと初めてのXA列でした。しかもセンターブロック。

そんなこともあるのね。

開演前、幕間、終演後撮影OK。これは1階の一番後ろから。

 

自席からの眺め。