あっという間に年度末ですね

 

思い返せば

今年度は前半と後半で少し動きが違っていました。

 

前半は新しい事を多くとりいれていこうとチャレンジングというか

アグレッシブな感じでしたが

後半は動きが緩やかになり、新しい事を取り入れてばかりいると

キャパが追い付かないので、方法を変えたり

なくしたりしてバランスを取る時期だったように思えます。

さて、新しい2019年度はどんな年になるでしょう?

 

 

先日、イチロー選手の引退表明会見の中で

「少しずつの積み重ねでしか自分自身を越えていけない」

「地道に進むしかない」

という話しがありました。

これほどの大選手になるまでにいったいどれほど

地道に積み重ねてきたのでしょう。

 

 

 

最近は便利なものが増えてお手軽にいろいろなことが出来るようになっています。

私が子供の頃には無かったものであふれています。

もちろん、私自身も現在はその便利さを享受しています。

 

けれど、ピアノの話しをすれば

ピアノの上達にお手軽なものは今も昔もありません。

それこそ地道な練習の積み重ね以外に上達はありえません。

それでも、便利なものであふれた時代に生まれ育っている

最近のお子様は簡単に結果を出そうと思ってしまいます。

「練習したけれどできない」

このせりふは多くの生徒さんから聞きます。

どのくらい練習したのか聞くと

「今日5回弾いた」とか「〇曜日には10回弾いた」とか

おおよそ練習したとは言えない答えが返ってきます。

 

いきなり大きな目標を持ってしまうと

挫折してしまいます。

「自分と同じ年齢の子が上手にピアノを弾いているのを

YouTubeで見た」

これも頻繁に聞きます。

上手な子の演奏を聴いて

「自分も負けたくない!頑張る」と思える子はYouTubeも有りですが

「自分は下手なんだ。向いてないからやらない」

となる子もいます。

画面からは見えない部分を想像できると良いのですけれどね。

その上手な子の情報は同じ年齢という事だけ。

その子の総練習時間まではわかりません。

もし、練習時間がわかるようになれば

せめて時間だけでも負けないようにと頑張って練習するのでしょうか?

 

まずは自分自身を超えることを頑張ってみませんか?

一朝一夕に結果は出ません。

いつも右肩上がりというわけにもいきません。

それでも、1年後に振り返ってみたときに

頑張ってきた結果がそこにあると思います。

 

平成もあと1か月ほどで終わります。

6日後には新しい年号が発表されます。

 

もうすぐ新しい年度が始まります

けれどいつの時代も自分を超えるのは地道な積み重ねであることは

間違いありません。

 

今年度もたくさんの出会いに感謝しつつブーケ2