前回、主にお子様のピアノ練習時間の作り方について

15分ずつの習慣からという事を書きましたが

では大人は?
特に社会人の場合、毎日同じ時間に15分という事も難しいかもしれません。

但し、子供と大人のピアノレッスンで大きく違う事があるのです。

それは、「意欲」(やる気)の有無と言えるのではないでしょうか?

大人がピアノを習いに行く時に、誰かから言われて渋々来るでしょうか?
まずありえませんね。

最近は大人の生徒さんが増えていますが、皆さん最初は緊張しながらも御自身の意志で教室の門をたたいて(最近は電話やメールですが)いらっしゃいます。

昔習っていたけれどブランクが長い。再開できるか・・・
ピアノを弾いてみたかったけれど機会がなかった・・・
どうしても弾いてみたい曲があるけれど・・・

思いはそれぞれですが、とにかくご自身の「意欲」(やる気)があるわけです。

ピアノに限らず、勉強、運動、その他諸々において
この「やる気」があるのと無いのとでは全く違います。
そして、子供にやる気を持たせる方法はなかなか見つけられず
親や教師泣かせな部分でもあります。

私自身、子供の頃にやる気満々でピアノを練習していたか?と問われれば答えは否です。
練習よりも友達と遊びたい、もっとテレビをみたいなどの気持ちを我慢していたわけです。
もちろん子供でもゲームよりも何よりもピアノが好きという子もいるようですが、稀だと思います。

しかし、大人には始める時にはすでに「やる気」があるわけです。

やる気を伴う練習は伴わないそれよりも何倍も実りがあると思います。

技術の向上の速さでは子供にかなわないでしょう。
時間だってなかなかとれないかもしれません。
でも、子供に負けない「意欲」(やる気)で
驚くほどの成長を見せていただいています。

大人の練習に必要なのは「意欲」です。
そして、これがある限り、皆さん上達していきます。

練習時間の取り方のコツは子供と変わりませんが、大人は弾きたい時に弾ける環境なら弾く方法で大丈夫です。

ゆっくりでも楽しく練習しましょう(^^)/