takaさんが最後に緊急搬送されて、病院に駆けつけた時、takaさんはちゃんと意識があって

喉が乾いたと言うので水を買ってきて飲ませてあげた

その後すぐに水も禁止されてしまった

初めてお世話になる救急病院で
また色々同意書など書かされた

病院は私の付き添いを勧めてくれた
takaさんのベッドの横にストレッチャー借りて横になってた

殆ど眠れぬまま朝を迎えて一旦家に戻ってまた病院に向かった

病院とその時の住まいは20分位



takaさんは起きていた

これまでは緊急搬送された次の日には嘘のように普通な感じだっのに今回はそうじゃなかった

意識はしっかりしていながらも言葉が上手く話せなかった

それでも、看護師さん達になんとか
『アリガトウ・・』って言ったりしてた

水を飲みたがってたけど、許可が降りなくて、濡らしたスポンジで口の中を拭いてあげた

凄い力でその水分を吸っていた


いつもより回復遅いけど、それでも回復して退院出来ると信じて疑わなかった

takaさんが私に何か伝えてきた

目を見て何か話しているのだけど聞き取れない・・

『・・ィトウ、・・ィトウ・・』って

『え?さいとう?斉藤さんという人に連絡とりたいの?

takaさんのスマホから探して連絡すればいいの?わかったよ!』と言ったけど

うなずいたような、そうじゃないような・・

会社の整理もあとほんの少しだったから心配事もあるのかもと思った


夜になってまたtakaさんの横でストレッチャー借りた
呼吸が苦しそうで、外してしまう酸素吸入器を手で持ってずっと顔に当てて、様子も心配だったから緊急の検査も夜中にしてもらった

明るくなってまた一度家に戻った

で、必要な用事をこなしてまた病院に行こうとしたとき

病院から今すぐ来れますかと電話が入った

すぐに病院に行った

takaさんはもう、話など出来る状態ではなかった


今夜がヤマだと言われた

え?何を言ってるの?



医師の説明を聞かされていたら、病室から早く来て!って

もう、4分くらいしかないって言われた


この先はもう綴ることも出来ない





数日?数週間?して

前の日に私の目を見て一生懸命伝えようとしていた事を思い出して
takaさんのスマホのアドレス帳にあった『サイトウ』さんに何人か電話してみたけど特別約束などはしていないと・・・


あれから一年たった

昨日の夜、寝る前にまたその事考えた


takaさんの表情も思い出して
『・・ィトウ・・ィトウ・・』


!!・・もしかして?

もしかして、『アリガトウ』って言ってくれたの?って


そう思ったら、そうとしか思えなくなった

だって、いつも、ぴーちゃんありがとなーって言ってくれる人だったもん


あの時、少しでも意志の疎通がとれていたあの時、もっとちゃんと聞いおきたかった


あなたに抱きついて
思い付く限りの言葉を叫んでいた私の声は届いてた?

takaさんの最後の表情を私は忘れてないよ。


ありがとう、takaさん。ありがとう。