※ ↓自慢してるわけじゃないです。

  その辺、察してね。

  当時はともかく、今は単なる悩めるバカですからあせる

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幼稚園のとき、知能テストを受けた。 (当時はあったのよね。)

いくつもの問題を、時間を区切られて解いていく。


私には、どの問題も簡単すぎた。


一筆書きの問題を配られた。

私は、一瞬で閃いて、一瞬で一筆書きを仕上げた。


先生に見せると、

「一筆で書くのよ。何回もに分けて好きに書いちゃダメなのよ。」と言われた。


だったら、先生の目の前でもう一度書いてもいい!

私は絶対に一筆で書いた!


でも、先生は信じてくれなかった。

反論したら、嘘吐き呼ばわりされた。

みんなの前で。

私のあとから、何人かの子は完成させて先生に見せていた。

その子達は、褒められていた。

悔しくて、哀しくて、泣いた。

だから、その形を今でも覚えている。



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小学校の、掛け算の小テスト。

九九の問題20問を解いて早い順に挙手をしていく。


私は、答えを書きながら、次の問題の答えを出していった。

だから、書く手間がかかっただけで、一瞬で終わった。


一番に挙手をしたら、「答えを写したんじゃないの?ちゃんと解かなきゃダメでしょ。」と言われた。



ああ、まただ…。



先生には分からない。

どれだけその言葉が私をを傷付けたか。

クラス全員の前で、私は卑怯な人間にされた。


カンニングなんてしてないと訴えたけれど、

「そんなに速く解けるわけが無い」と信じてもらえなかった。


ちゃんと聞いてほしかった。

もう一回テストをして証明してみせてもいい。

私は口下手なの。

上手に反論できないの。

悔しくて哀しくて、黙って俯いた私は、先生の作り出した罪を認めたことにされてしまったの?