今日は朝から麻布十番へ、カウンセリングに行ってきました。
5週間ぶりのカウンセリングでした。
この5週間にあったことをいろいろと先生に話したのですが、その中でも特に印象に残ったことがあったので、今日はそのことを記録しておこうと思います。
私は複雑性PTSDと摂食障害、過食嘔吐があります。
症状とはもう20年以上の付き合いになります。
現在も治療を続けているのですが、症状の影響でパニックになったり、過食嘔吐をして大きく落ち込んだり、希死念慮が強くなったりすることがあります。
そんなとき、私は夫が「冷たくなった」と感じることがありました。
以前、そのことを夫に伝えたことがあります。
夫からは、
「菜々子がイライラしていると、僕もイライラしてしまう」
と説明されました。
もちろん、夫の立場に立って考えれば、その気持ちもわかります。
夫は普段から十分すぎるほど私を支えてくれています。
毎日仕事をしながら、家に帰ってから私の症状に付き合うことは、決して簡単なことではありません。
頭ではそれをよくわかっています。
それでも、私が一番苦しいときに夫が遠くにいるように感じると、私は強い孤独を感じます。
その孤独感からさらに気持ちが落ち込み、その後何日も寝込んでしまうこともありました。
私は今まで、その気持ちを夫に伝えている“つもり”でした。
でも今日、先生と話していて、
「私はまだ、ちゃんと言葉にして伝えきれていなかったんだ」
ということに気づきました。
先生から言われた言葉で印象的だったものがあります。
人間は、イラッとする生き物。
でも、そのイライラをずっと持ち続けるのか、一度立ち止まるのかは選ぶことができる。
イラッとしたときに、
「私は今、何にイライラしているんだろう」
と少し俯瞰して、自分の気持ちを言葉にする。
そして、それを相手に伝える。
そうすることで、すれ違いは少しずつ解いていけるのだと教えてもらいました。
私は以前、夫に
「つらいときは背中をさすってほしい」
と伝えたことがあります。
夫は実際に背中をさすってくれました。
でも私は、そのとき、
「体はここにいるけれど、心はここにいない」
ように感じてしまったんです。
夫が悪いわけではありません。
それでも、その“心がここにない感じ”を敏感に受け取ってしまい、
「もうさすらなくていい!」
と怒ってしまい、そこから喧嘩になったことも何度もありました。
「そばにいてほしい」
と伝えたときも同じでした。
夫は本当にそばにはいてくれる。
でも、私はその中で孤独を感じてしまっていました。
今日、その話を先生にしたときに教えてもらったのが、
「心と体の共存」
という考え方でした。
体だけが隣にいるのではなく、心もその場にいること。
私がつらいときは、ほんの少しの時間でもいいから、私に意識を向けてそばにいてもらうこと。
もちろん、その間にも、
「疲れたな」
「明日仕事なのにな」
「いつまで続くんだろう」
そんな考えが頭に浮かぶことはある。
それは人間だから当然のこと。
でも、その雑念に気づいたら一度頭の外に置いて、また目の前にいる私に意識を戻す。
そしてまた別のことを考えたら、もう一度戻す。
それを繰り返していく。
先生は、それも一つの“訓練”なのだと教えてくれました。
そうして夫が心と体の両方で私のそばにいてくれる時間が増えれば、私が孤独の中に長く留まる時間も少しずつ短くなっていくかもしれない。
結果として私が何日も寝込むことが減れば、長い目で見たときには夫の負担も少し軽くなるかもしれない。
カウンセリングのあと、私はこのことを夫に話しました。
夫はとてもよく話を聞いてくれました。
そして私は、夫の気持ちも聞きました。
私のパニックは突然起きます。
夜中に起こることもあります。
次の日に仕事がある夜なら、
「眠いな」
「明日も仕事なのにな」
と思うこともあるそうです。
それを聞いて私は、
「そりゃそうだよな」
と思いました。
私が夫の立場でも、きっと同じことを思います。
それでも今まで夫は、私が
「背中をさすってほしい」
と言えばさすってくれた。
「起きていてほしい」
と言えば、一緒に起きていてくれた。
自分だって眠くて、疲れていて、次の日には仕事がある。
それでもしてくれていたんだな、と改めて思いました。
そして夫は、
「これからは心と体で一緒にいられるように努力する」
と言ってくれました。
私はその言葉がとても嬉しかったです。
そして、ありがたいなと思いました。
私たちはきっと、これからもたくさんすれ違うと思います。
一緒に生きていれば、イライラすることもあるし、相手の気持ちがわからなくなることもある。
でもそこで、
「なんでわかってくれないの」
だけで終わるのではなく、
私は何を感じているのか。
何が悲しいのか。
本当はどうしてほしいのか。
そして相手は今、何を感じているのか。
ひとつずつ言葉にしていけたらいいなと思います。
支える側だけが我慢するのでもなく、支えてもらう側だけが要求するのでもなく。
お互いの気持ちを聞きながら、できることを探していく。
今日のカウンセリングで、「夫婦で生きる」ということを少しだけ学べたような気がしました。
これからも、ちゃんと言葉にすることを諦めずに。
夫と協力しながら、理解し合いながら、そして励まし合いながら、生きていきたいと思います。