一番好きな漫画といえば
私は山岸凉子〔日出処の天子〕と答えます。
80年代に月刊LALAに連載されていて毎号読んでいました。
ただ、ラストはモヤモヤ感が残りましたが...
飛鳥時代に栄華を誇った蘇我氏の御曹司の蝦夷。
と、若き聖徳太子を描いた厩戸皇子。
この王子の美しさにゾクゾクッ感がありました。
その美しさ故に、皆を虜にして近づき、用がなくなれば切る。
すべては思うがままに進んで行くストーリー
だが、肝心の蝦夷には思い通りにならないから逆に興味を示す。
女性には興味を示さない、指一本触れない一方で何故か「子供ができた。」との報に焦る本妻や側室
と、これはあくまで漫画での話。
この2人を単なるBLで片付けて欲しくない。
時代があまりにも古いために資料があまり残っていない面が多々ありますが
漫画とはいえ、私は今もこの時代はここから入っています。
作品としては、革命として、どうしても大化の改新といえば中大兄皇子と中臣鎌足から捉えて
蝦夷と入鹿が悪として描くんですね。
馬子・蝦夷から入ってみたら、いろいろと展開が可能です。
視点。変えてみません?
今でも機会があれば、斑鳩に行きたい。
そして夢殿を1度見てみたい。