こんおじ~

 
アニメおじさんです。

 

今シーズンのアニメも折り返しという感じですね。

おじさんのおすすめは、「真夜中ぱんチ」ですかね。

ヴァンパイアが動画投稿して、人気配信者を目指すアニメです。

<真夜中ぱんチ>

 

若干、暴力沙汰で人気配信者グループから追放される主人公が登場するあたり、

「夜のクラゲは泳げない」に似ていますね。

 

 

全部、見終わってから感想は書こうと思っているので、

今回は、今期のアニメが終わるまでの時間稼ぎをしようと思っています。

 

タイトルが「にんげんっていいか?」なんですけど、どういうことかというと、

先週(8月18日)放送の「わんだふるぷりきゅあ!」を見て思ったことを

ちょっと書いていこうかなというのが、今回の趣旨になっています、

 

  「わんだふるぷりきゅあ!」とは
 

 

 

「わんだふるぷりきゅあ!」ってどんなお話かというと、
主人公・犬飼こむぎ(犬)とその飼い主・犬飼いろはが、
(厳密にいうと、迷い犬を保護している状況の為、本当の飼い主がいると思われる)
プリキュアに変身して、ガルガルというニコガーデン(動物たちの楽園)から逃げ出してしまった
心が荒んだ動物たちを元の優しい姿に戻してあげるというお話が基本となっています。
 
プリキュアシリーズですが、ドラゴンボールみたいに
主人公たちが徒手空拳で戦うイメージが強いですが、
今作では、動物たちを保護するという意味で、一切の攻撃を行いません。(※一部のプリキュアを除く)
 
劇場版で歴代のプリキュアと共演できるのかがすごく気になる...
特に犬飼いろはちゃんは、博愛者で人間もそうだけど、動物とも、
みんなとお友達になることが夢なフレンドリー、元気で明るい性格をしています。
 
そんな彼女の笑顔を曇らせてしまう大変な出来事が
先週(8月18日)放送の「わんだふるぷりきゅあ!」で起きてしまいます...
 

  動物たちは人間を恨んでいる!?


 

 

<先週(8月18日)放送の「わんだふるぷりきゅあ!」>
新しい敵が登場するのですが、(ニコ様は敵ではありません!倒してはダメ~)
その敵キャラがかつて、人間により絶滅させられた狼のボスなんですね。
いつもの通り、「友達になろう!話せば分かる!」な、いろはちゃんなんですが、
答えは、「問答無用!」なわけですよね。
 
ちなみに、いろはちゃんのお父さんの名前は「犬飼剛(つよし)」です。
 
いやぁ、狼とお友達になるの無理すぎるだろ...絶望回すぎぃ...
という感じのお話だったのですね。
 
制作側もそうなのですが、視聴者側も
動物から
「おいこら!人間!」
「お前のせいで俺たちの食いもんがなくなったんだ!」
「お前らのせいで仲間が大勢いなくなっちまったんだよ!」
「どうしてくれるんだよ!」
っていう風に言われたことがあるわけではないですよね。
 
人間側が勝手に
「動物たちは人間を恨んでいるかもしれない...」という
想像が生み出す物語なんですよね。
 
そうした想像から生み出される物語というのは、
少なからず、前々からあったよね。
 

  動物たちのルサンチマンを描く
 

 

代表的な作品はやはり、「もののけ姫」ですかね。

 

「猩々」というキャラクターたちが出てきて、

人間の恨みを語るシーンがあるのですが、

ここら辺がやっぱ、人間恨まれてるなぁって感じがしますね。

 

あとは、「けものフレンズ」ですかね。

 

物語自体に人間が厳しく叱責されるシーンはないのですが、

ハシビロコウちゃんが、かばんちゃんって人間じゃない?って言う

シーンで来週に続くってなるシーンで衝撃を受けている人が多かったような気がします。

 

これは視聴者側の勝手な想像の方で、

「来週から、かばんちゃんが除け者にされちゃう...」っていう

潜在意識にある「人間は動物に恨まれている」が最悪の未来を

予想させてしまったというケースですね。

あの辺でちょうど、オーロックスちゃんっていう絶滅した動物のフレンズが

出てくるので、そういったミスリードを生みやすくもなっていたんでしょうね。

(絶滅した動物のフレンズは目のハイライトが消えているというデザインも斬新でしたね。)

 

アニメ以外でいうと、

宮沢賢治の「氷河鼠の毛皮」という作品ですね。

動物たちが、列車をハイジャックして、毛皮をとって

大儲けしている人間に逆襲するというお話があるのですが、

 

 

宮沢賢治はなんちゃって菜食主義者だったり、

「氷河鼠の毛皮」以外にも「注文の多い料理店」などで、

「殺生を娯楽にする者」に対しての戒めが強かったりするんですね。

一方で、「なめとこ山の熊」など、

「狩猟を生業とする者」への賛美を描いているあたり、

人間と動物の共生についてのなるべき姿への

アプローチを宮沢賢治の中で色々考えていたんだなぁ感じられますね。

 

  余談

 
最近、熊と遭遇してケガしたみたいな事故も多く、
野生動物のとの共生の在り方が改めて、注目されつつあるように思います。
 
「わんだふるぷりきゅあ!」のように「終わりのないディフェンスをしろ!」
(※一部のプリキュアを除く)
 
とは言いませんが、
「どうして人間の居住空間にまで出てきてしまうんだろう」
という根本的な原因を追究して、
お互いに、傷つけあわずに済むバランスを保つ努力も
必要になってくると思います。

 

<鹿との共生>

 

(おわり)

 

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