半年ぶりに校舎に入る | 蝶になるまで

蝶になるまで

中3男子。小3の2月から不登校。フリースクールやコロナ禍分散登校を経験しつつ不登校は継続。卒業式に出席し、勢いそのまま、中学生に突入。夏休み明けからはかなりの五月雨!ノー勉なのに、定期テストは全日出席!僕は蛹だと言っていたSanagi。蝶になったのか!?


小学校夏休み期間、通常通りにフリースクールに登校していたSanagi本人の頑張り。
夏休みが終わるアピールをほとんどしなかった、パパとわたしの頑張り。
その甲斐あってか?夏休みが明けても多少の揺れはあったものの、Sanagiは心穏やかに過ごし、相変わらず休まずフリースクールに通っています。





今日は半年ぶりに、小学校の校舎に入りました。
入れました。



朝イチのみんなが1時間目の授業をしている時間に、ひっそり夏休みの自由研究の作品展を見に行ってきました。滞在時間は数分でした。


Sanagiは、久しぶりに行けたという達成感よりも、疲労感の方が強く、帰宅直後はエネルギーが切れてしまったようで機嫌も悪くフリースクールも行かないと言っていました。


少し休憩し、買い物にいって気持ちを持ち直し、遅刻してフリースクールへ行きました。





わたしの気持ちはどうだったのか。

少ししか見れなくて残念とは思いませんでした。
今日少し行けたから、近いうちにまた学校に行けるかも!?などと期待する気持ちも湧きませんでした。


できる範囲でやりたいことができたSanagiを認めてあげよう!と思いました。




校内では、人の目を異常に気にして、通り過ぎるのを隠れて待っていたり、展示物を落ち着いてみることができない様子をみて心が痛くなりました。


周りのことは気にしていても行けたという事実。
自分がそこにいてもいいんだ、悪いことはしていないんだ、と堂々とした気持ちを彼自身が持てていたんだと思います。




Sanagi、以前より色々なことを考えているような気がします。


今日のこともですが
ここ数日、彼の言葉や行動の端々で感じられます。
 



先日の逆転人生の番組内での中川翔子さんの言葉。《さなぎ》の単語にうれしくなりました。
今の経験をどこかで役立ててくれる日がくるのかな。