13:15~のクラスは、うちの教室で1年目、2年目からやることをまずはやります | フラメンコ舞踊家 森山みえのブログ

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舞台に対する想い、そして舞台に繋がる教室での日々のこと、私の日常をブログにつづります。

明日から、土曜日クラスの振付が変わります。

また、時間割も変わり、一気にクラス数が増えます。

 

13:15~14:45

15:15~16:45

クラス

 

両方とも上級クラスとして設定したのですが、

生徒さんを振り分けたところ、

 

13:15~14:45のクラスは、上級レベルのことより、初級レベルのことを多めにやるつもりでいます。

 

というのも、このクラスは他所から移ってきた生徒さんが多いので、うちの教室で入門・初級でやるようなことを多めにやり、基礎固めをします。

 

「以前の先生がちゃんと教えてないから、1からやり直させなきゃ!」

ってディスってんじゃないですよ。

その先生によって初歩の段階の生徒さんに何を教えるかの考えが異なるので、他所から移ってきた人たちは、新しい教室の生徒さんが最初の頃に教わるようなことが抜け漏れてたりします。

それは仕方ないことだし、どこに行ってもあることです。

普通です。

 

例えば、ある先生は、最初の頃からラティギージョや4連符のパソを教えたりしたとします。

でも私は、女性が突っ立ったまんま、ただ速い足をやるよりは、2連符でも3連符でもいいから上体を使って踊りながらパソを踏む方が素敵だと思っています。

男並みに足ができるなら、棒立ちで高速サパテアードをやったらいい。

それは持ち味になる。

でも、そこまでじゃないなら、女性は上体を付けて踊った方がいい。

 

となると、私の場合、1年目、2年目の生徒さんにはラティギージョや4連符のパソは教えないですよね。

それで、もし私のところで1年目、2年目を過ごした生徒さんが3年目になって、1年目からラティギージョを教える先生のところに行ったら、1年目で習うラティギージョが抜け漏れてることになる。

でも、さすがに私も10年目選手にはラティギージョも普通にやらせます。

 

こんな感じで、先生によって生徒に何から先に教えるかが異なることが往々にしてあります。

良い、悪い。

優れてる、劣ってる。

じゃなくて、個性。考え方の違い。

 

私は1年目、2年目でも、どんどんバタやマントン、アバニコを教えたりします。

身体づくりにはいいと思うから。

ブエルタも、ピルエットは当たり前だと思うので生徒にやらせます。

バタやマントンを使って舞台で踊るつもりがなくたって、やってるか、やってないかの差は出る。

踊りの為の筋トレになるから、下半身に強化になり、踊りに粘りが出てくる。

プリエして踊れない人は、是非バタのテクニカをやった方がいいと思う。

女性は踊りでプリエはできた方がいい。

 

 

その他にも、振付にピルエットがあるのを踊らなかったとしても、これができると、身体を捻る動作が自然とできるようになり、ポーズも決まるようになります。

また、身体を引き上げないと回れないので、自然と身体が引きあがってきます。

身体が引きあがれば、高速サパテアードも無駄に筋力を使わず、軽い力でもできるようになります。

だから、テクニカではピルエットはやった方がいい。

 

こういったことを1年目の頃から当然のようにやってるうちのたたき上げ5年目の人と、そういうのをやってこなかった5年目の人とでは、当たり前だけど、一緒に練習した無理がある。

 

なので、土曜日はうっすらと、前半と後半で、参加者の振り分けをしました。

 

なので、前半のクラスは、とことんたたき上げるつもりで、私、手ぐすねを引いております(≧▽≦)

やるぞ、徹底的に(≧▽≦)

 

シギリージャのクラスだからって、難しい振付だけを教えようとは思ってないです。

基礎もやっていきましょうね。