へレスの教室の年度末
去年の9月からオンラインで受講しているスペインの通常クラスですが、6月末をもって、2023/2024年度が終わります。
7月、8月は通常レッスンはなく、9月から新規クラスが開講するようです。
LINE ではなく What’s Up
さて、あちらの教室も日本の教室と同様に、クラス毎にWhat’s UpというLINEのようなツールを使って連絡を取り合っております。
実際に現地のスタジオで受講している生徒も、私のように遠方からオンラインで受講している生徒も、同じクラスであれば同じトークルームを使っているので、メッセージのやり取りを見ていると、あちらの状況がよく分かります。
(但し、スペイン語でのやり取りなので読むのも面倒だし、話し言葉なので分かりにくくて、あまりきちんとは読んでいません)
へレスの教室の発表会
さて、そのメッセージのやり取りを読み、あちらの教室にも発表会があることが分かりました。
カハ・ソル(caja sol)という銀行が持つ劇場で行うようです。
↓
マリア以外の教室がどうかは分かりませんが、少なくともマリアの教室は地元民が多く、日本の教室と似た感じがします。
というのも、What’s Upは電話番号が分かる仕組みになっているので、電話番号を見ると、どこの国の人かが分かります。
日本の国番号は81、スペインは34。
生徒のほとんどが34を頭に持つ電話番号でした。
要は、地元民。
そして、レッスンは週に2回。
1年の締めくくりに発表会がある。
日本のお稽古とかなり近い感じがします。
一方のセビージャ。
私はセビージャに1年留学していましたが、レッスンは月から金まで週5でありました。
そして、生徒のほとんどが外国人留学生でした。
発表会なんてものはありませんでした。
日本やへレスのような、お稽古って感じではありませんでした。
え、うそ Σ(・□・;)え、えええ~?!
さて、発表会は6月27日に開催されるそうです。
そう、今日ですね。
(スペインは日本より7時間遅れなので、このブログを書いている時(18時)にへレス(11時)は今日が始まる感じです)
レッスンの動画以外にも色々と動画を送ってくれるので、きっと発表会の動画も送ってくれるだろうと、ちょっと私、楽しみにしていました。
ところが、昨日の夜にマリアから届いたメッセージを読んで、私、思わずのけぞった。
「劇場からたった今連絡がありました。
エアコンが壊れてしまったとのことです。
部品がないから、明日までには直らないそうです」
と書かれていました。
ええええ、明日発表会の会場のエアコンが壊れて、明日までに治らないって、どういうことΣ(・□・;)?
へレスはセビージャより涼しいと聞きますし、湿気がないとは聞きますが、それでもスペインの夏。
暑いでしょうに。
「以前、似たようなことがあって、私たちはエアコンなしで公演を行いました。
それはそれはひどい環境でした。
そして、更には、観客から沢山の苦情をもらいました」
ええええ、前にも起きたの?
こんなことがマリアの人生に2度も起こることが驚きです。
でも、マリアがついてないんじゃなく、スペインではたまにあるのかもしれないって思いました。
「へレスの他の会場を探したのですが、明日、空いているところはありませんでした」
とのこと。
前日に他の会場を探すって、そんなことあるんだ…とびっくり。
「その為、発表会は来週に延期します。
これから他の会場を探します。
日にちと場所が決まったら、皆さんにお知らせします。
その日、皆の都合が良ければ、その日にします」
えええ、うそーーーΣ(・□・;)
延期?
そんなに簡単に?!
「もし見つからなかったら、今年は中止にします」
ええええ。。。。
発表会では、スペイン外からの留学生の一人が、ソロを踊ることになっていました。
その子が来年もいるとは限らない。
その子、楽しみにしてただろうに・・・。
てか、エアコン、直そうよ!
直んない筈ないだろ。
備品なんて、何が何でも手配しろよ!
常識
スペイン人に限らず、外国人と接すると、
「常識って何だろう」
って思うことが多々あります。
私が、
「ふつー、そうだろう!」
と思う普通って、必ずしも他の人と共有できるとは限らない。
今回の件も、改めて考えさせられました。
なにはともあれ、エアコンが直るか、他の会場が見つかるかして、発表会が無事開催されることを祈ってます。