日曜劇場で「さくらん」やってましたね。
さすがさすがの蜷川実花監督の作品。
画面いっぱいに広がる現実離れした耽美的な世界。蜷川実花の手にかかれば、何でもとびきりカラフルでセクシーになるからすごい。
やっぱり、あーゆー18禁的な風俗絡みの映画は、思いっきり美しくないと、日曜の夜にやっちゃいけないと思う。
「さくらん」も内容はぎりぎりだと思うけど。
よい子は寝てる時間だから大丈夫かしら。
あたしは前から見たいと思ってたので、テレビに釘付けでした。
内容はそんなにそそられなかったけど、吉原の花魁の日常生活や人間模様が垣間見れたよぉな気がして面白かったヽ(´∇`)ノ
菅野美穂の花魁なりきり度に感心し、土屋アンナの可愛さに惚れ惚れし、綺麗な着物やセットの細かさに感動し。。。
安藤くんは相変わらずカコイイし。
(時々チュートリアル徳井さんに見える事がありますた)
夏木マリはハマリ役だし。
小栗旬は5秒ほど登場してるし。
なんかすごかったです!!
作品を見てて気になったのが、昔の人の避妊法。
だって花魁なんて、今の風俗と違って中出し当たり前じゃん!!
しかもコンドームみたいな便利な避妊用具もない訳だし。
そぉなったら、子供でき放題じゃないか!!
きっとそんな風に考えながら映画見てた人は、あたしだけじゃないはず。
さっそく「花魁 避妊」でググってみました。
こちら
の本文よりお借りしました。
>避妊方法(生々しくてすみません・・・。苦手な方はスルーしてください)
洗うのが基本で、トイレにはビデのようなものが置いてあったらしいです。
で、避妊具は・・・といいますと、なんかね・・・御簾紙という、薄くて丈夫な紙を、油引きの紙で包んで膣内に突っ込んでたそうです。(うああ)
それで、精液が浸入してこないようにせき止めてたそうなんですよ。
男の人は避妊しない。それも女郎の手練手管の一つでした。
これじゃ簡単に妊娠してしまうでしょう・・・。
じゃ、妊娠したらどうするかといいますと、もちろん堕胎してたようです。
プロとして、妊娠は恥ずべきものだったようですので・・・
普通は「中条流」という堕胎専門のお医者さんがいて、鬼灯(ほおずき)や桑の根をつかってかき出したり、堕胎の薬として水銀や灰汁を使ったり・・・。
(映画「吉原炎上」でも鬼灯を使って堕胎するシーンがありますが、きっと、実際はあんなもんじゃなかったと思う・・・)
堕胎すると、遊女は(花魁も含めて)だいたい格下げになるそうです。
まれに花魁の中でも出産が許されて、子供をつれて花魁行列、もしくは自分の寮で出産して育てた、なんてのも記録には残ってるそうです。
でもほとんどの場合、出産しちゃったら養子に出されました。もしくは禿(かむろ)として遊郭に引き取られるなんてことも。
どっちにしても、情け容赦のない世界ですよねえ。
そ、そぉだったのか。。。
情け容赦ない世界ですな。
「さくらん」は、あんまりぐろくなかったので、よかった。
(木村佳乃が死ぬとこは少しグロかったが)
一気に花魁の世界に興味が膨らむ作品でした。
吉原を舞台にした文学作品何かいいのないかな~。。。
あったら卒論で研究するんだけど。
どっちにしろ、官能小説の歴史とか調べるつもりでいたし。
「さくらん」原作も読んでみよっと。