不思議なおばあちゃんとの2度目に会ったのは

 

母が亡くなって1年にも満たない頃やった

 

どこからか聞き覚えのある声でお姉ちゃんお姉ちゃんと呼ぶ声が
周りを探してたたら、結構遠くでおばあちゃんが手招きしてる
 

めっちゃ声近くでしてんけど?なんて思いながら歩いていくと

挨拶する間もなく話し始めた

 

おばあちゃん「最後にお姉ちゃんにお礼が言えてよかったって言ってるわ」
 

いきなりすぎて何の事かわからへんかった

 

おばあちゃん「あの後からは痛みで意識障害起こしてたから、来て

くれてたんは分かってたって言ってる」

 

そこで母の事を言ってる事に気づいた

母は60を過ぎたころから入退院を繰り返していて
そのたびに片道3時間高速バスに乗ってお見舞いに行った
バスの予約に行くたびに回数券がお得ですよと勧められたくらい利用してた

 

いつもなら「帰るわ」と言うと「気いつけて帰りや、ご苦労さん」やったのに

その日は救命病棟に3度目のお見舞いに行ったときだったんやけど
「帰るわ、また来るし」と言うと「ありがとう」と言った
なぜか今でも、あの時言った「ありがとう」の母の声だけは覚えてる
 

おばあちゃん「それからな、ちょこちょこ見に行ってるから引っ越さんといてって言ってるわ」

おばあちゃん「はいはい、お腹すいたやろ、はよ帰ってお昼食べ」

 

私はスーパーにお昼を買いに行って帰るところやった