韓国ドラマ「告白の対価」

 

 

 

 

 

 

美術教師のアン・ユンス(チョン・ドヨン)は夫殺しの罪で収監させられます。

歯科医夫婦を毒殺して逮捕されたモ・ウン(キム・ゴウン)から夫殺しの犯人として告白し、対価として殺人を請け負って欲しいと持ち掛けられます。

 

 

 

2025年放送   全12話

 

 

 

韓国題「자백의 대가(自白の代価)」
日本題「告白の代価」

英語題「The Price of Confession」

 

 

 

途中まで真犯人がなかなか分からなくて結構、面白かったです。

一気に観終わりました。

 

 

 

美術教師のアン・ユンス(チョン・ドヨン)は夫と子供と幸せな暮らしをしてましたけど、家に帰ると夫が血まみれになっていたと。

 

慌てて救急車を呼びながら夫を抱きかかえるユンス。

腕の中で息を引き取る夫。

 

 

ユンスが救急車を呼んでいる時に息絶え絶えの夫が何か言うとしている場面でユンスが叫ぶんですよ。

 

「私はここよ」「目を開けて」「お願いだから目を閉じないで」

 

 

耳から電話を離して夫に声を掛けるユンス。

電話の先では連絡を受けた消防局の職員がそれを聞いている。

 

 

 

まず私はここでユンスが犯人でわざと夫を心配している声を聞かせたんだと思ってしまいました。

 

ここから縛らくはユンスが犯人ではないか?って考えに憑りつかれてしまいました。

まんまと演出の罠にはまったわ。。。

 

 

 

そして警察官と元警察官の検事ペク・ドンフン(パク・ヘス)による取り調べが始まります。

 

 

夫を殺されたにも関わらず、冗談を言ったり、提供されたコーヒーに「薄めに」とか言うほど始終、落ち着いていて笑顔すら浮かべるユンス。

 

ユンスの派手な服と髪型など外見を見て、夫を殺された未亡人には見えないと夫殺害の第一容疑者にされてしまいます。

 

 

ユンスは無実を訴えても誰一人として聞き入れてもらえず、世間でも刑務所内でも夫殺しと呼ばれてしまいます。

 

 

マスコミはどんどんと過激になり。。

 

 

って、色んなドラマを観てますが韓国だけなのか知らないけど韓国のマスコミって本当に過激だよね。

 

 

「トラウマコード」を再度観てたけど緊急を要する患者を運んでいるのにも関わらず、その周りに群がって動けなくするなんてシーンがあったけど。

 

それってありえる?秩序なさすぎじゃん。

 

 

そして国民のスキャンダルへの関心の高さよ。

 

全く関係ない人たちがネットに悪口を書き込むんだよね。

どれがどんどんとエスカレートしていくの。

 

ネットの住民? 普段はネットに住んでいない人もか?

ここぞとばかりに悪口を書き込むって普通なんか?

 

 

確かに日本でも某国の事でみなさん悪口を盛大に書き込んでますけど、あれって世界共通なん?

 

 

話しが逸れだした。。。

 

 

収監された独房室でモ・ウン(キム・ゴウン)の隣の部屋になったユンスはウンから「自分が殺した」って裁判で言う代わりに、出所したら代わりに人を殺して。

 

とか頼まれるんですけど、それを独房室の壁を挟んで依頼するの。

現実に可能か?

 

 

とにかく全てが上手く流れに乗って進むなって印象でした。

その辺が現実的では無くて面白いけど「これってありか?」って気持ちもあって。(ドラマですから)

 

 

 

ユンスの夫を殺した真犯人がチン・ヨンイン弁護士夫婦だと分かっても「殺すまでする?」ってのが先に出ちゃった。

 

 

殺された夫のイ・ギテ作家。

確かに失礼だよね。

 

 

画家が「この作者の絵は贋作が多い」とか絵の前で言ったら素人はその絵も贋作では?って疑うよね。

 

高額な絵を寄付した者としてはどうしてくれる?って思うよね。

 

 

謝って貰ってどうこうってのはならないけど、やはり自分の何気ない一言で被害を受けた人に謝罪は必要だよね。

 

鬱陶しい相手だと言うなんて、ちょっと画家って浮世離れしている感だね。

 

 

それでも殺す?って思うけどチン・ヨンイン弁護士の奥さんはサイコ的な感じに描かれてたんで殺人も喜んでしますって感じに受け止めましたよ。

 

 

 

始めは私も見掛けに騙されてユンスが犯人ではないかと思ってはいましたが、京畿北部地検検事ペク・ドンフンが自分の考えでユンスを犯人にしていくのを嫌な気分でみておりましたね。

 

 

プライドのために絶対に自分の判断は(ユンスが犯人だと)間違ってると思わない、思っても変えないペク検事にイラついて、ユンスが犯人では無いようにって祈りましたよ。

 

 

最後まで腹立つ存在のペク検事。

 

でもあそこまで行ったら自分の非を認めるのは出来ないよね。

自分の価値観で犯人を決めましたってね。

 

 

人は外見で判断する。。

夫を亡くした妻はこうあるべき、こんな姿でいるべき。

 

 

私も気持ちは分かるよ。

保身に走るのも分かる。

 

偏見と決めつけってのは心底罪深いものですね。

 


 

 

モンから殺人の受けたユンスは出所してから歯科医の息子コ・セフン(ナム・ダルム)を殺そうと計画を立てるんだけど、殺しは素人だから穴が多すぎてハラハラしましたよ。

 

 

まずユンス様、そのウェーブの強い髪は縛るか切るかして眼鏡とか掛けて変装をしましょうよ。

あまりにもユンスって分かりすぎる。(事件が解決しても髪は切らないのであれはユンスの人格の現れですかね)

 

 

殺しに慣れてない人間はそんな細かい事には気がいかないんでしょうね。

人を殺すってだけで正気ではいられないですもんね。

 

 

セフンを殺さずに(殺せずに?)セフンの体の上にナイフを置いて血とか塗りたくって死んだように見せかけて写真を撮る。

 

いやいや、悪童のセフンが「殺さないでくれてありがとう」って素直に感謝すると思ったんかぃ!!

 

 

人を信じすぎるよユンス様ってばっ。

 

 

モンの提案を信じたのは切羽詰まってっての事だと思えるけどセフンは信用できないよ。

 

 

でもしょうがないか。

セフンの過去の罪は知らないもんね。

 

もしモンがユンスに真実を教えていたら状況は違ったのかな?

殺しちゃったりする?

 

真実を知らなくてセフンも殺さなく結果的には良かったよね。


 

 

最後はモンと弁護士夫婦の殺し合いになってしまってチョイ残念かな。

 

それでもモンがチン・ヨンイン弁護士を殺して正解かも。

あいつは弁護士だから言い逃れして逃げそうだもんね。

 

 

そうしないとモンは恐らく大罪を課せられてしまうからね。

綺麗に終わるには仕方ないかな。。。

 

正義の?殺しがぼやけるもんね。

 

 

 

京畿北部拘置所に収監されているボス的存在役のキム・ソニョン。

 

威張り散らしてるけど根は弱い。なかなかのキャラクターでしたね。


インタビューで知ったんですが、あの演技は殆どがアドリブだったとか。さすが信じて間違いない女優キム・ソニョン