松江への出張を終え、周辺の鉄道を乗り巡っているのでありますが・・・。
数年ローカル線に乗らない都会にまみれた生活をしていたので。
シアワセなのであります!
何も考えてませんでしたからねぇ。
きれいな空。
満開とはいかないけれど適度に染まった紅葉。
きれいな空気。
そこを都会の何かに突き動かされているようなあせりもなく、ただただマイペースに進んでいくディーゼルの列車。
いやぁ。たまりませんね。
今は岡山から新幹線に乗って新大阪駅を突破しているところでこれを描いておりますので、現実接近警報が発令されているのですが。
編集しないでも出せるネタから出していきます。
出せるネタからなので、鉄分が濃いネタというよりは、鉄の塊のようなネタからになっちゃうので、ご注意を。
11/1~11/2の旅の行程を簡単に。
①松江→宍道(山陰本線)
②宍道→備後落合(木次線)
③備後落合→新見(芸備線)
④新見→岡山(伯備線)
⑤岡山→東京(無慈悲な新幹線)
といった感じになります。
とにかく②と③のローカルっぷりはすさまじく。
感動の連続なのでありました。
まずは②~③の間が今回のネタとなります。
備後落合駅での乗り換え前後のお話から。
この駅は山間のターミナル駅。
木次線の終点の駅で芸備線と合流します。
ここに来たの、10年以上ぶりで、前回は乗り換えが2時間以上待ちっていう。この2時間を駅の隅々まで歩き回ってたのですが。駅の周りは何もなく、電車もいなくなってしまうと、孤独感満載で。ううん、たまんねえ。
写真も撮ったのですが。
ここに出せない理由がありまして(松本伊代的な観点で:D)。
ちょっと出せないんで、今回の旅から抜粋します。
備後落合駅行きの各駅停車に乗りまして(これは次のブログで詳しく)。
右手に三井野大橋が見えておりますが、電車の上に「キハ120 1」の文字が。今自分が乗ってる木次線の車両はキハ120系の1番初めに製造された車両なんですな・・・などとマニアックなことに気付き喜びつつ。
備後落合駅に近付きますと・・・。
右手から芸備線の線路がやって来ます。
そして並んだまま・・・
備後落合駅にゴールインです!
今回は前回2時間の駅待ち時間で楽しかったんですが、寒さに消耗した経験から、今回は待ち時間が少ししかないプランにしたので簡単に。
備後落合の駅の中にこの駅のダイヤをまとめた標識がございまして。
それがこれです。
2017年11月2日の時点で。
木次線は1日Max3本。
芸備線三次・広島方面は1日Max6本。
芸備線新見方面は3本。
この山間のターミナル駅は3方向合計しても12本の電車しか迎え入れてくれない行きにくい駅でもあります。
しかしですな。
14時台の部分をアップしますと・・・
14時台は40分前後のところで3方向が一斉に発車する奇跡の時間帯があります!
そしてこの瞬間、備後落合駅は1日1度のクライマックスを迎えます。
それが、この写真であります。
左手新見行き芸備線。
真ん中奥が自分の乗ってきた木次線。
右手三次行き芸備線。
3種の列車が同時にこの何もない山間の日本一乗降客数の少ないと思われるターミナル駅のプラットホームに止まっております。
凄い光景ですねっ!
でもこの凄みがみんなに伝わるとは思っていませんよ(笑)。
「何しとんねんロジ・・・」という声が聞こえそうですが。
聞こえませんっ!
そして、この無人駅ランデブーは、14:37に自分の乗り込んだ新見行きの列車が発車することで終わりを告げ。
いつもの山間の孤独なターミナル駅に戻ります。
備後落合駅、自分にとっては聖地のひとつであり。
スペシャルな駅なんですが。
前回来た時よりも、自然に帰っている感が強く、さびれておりまして。
今回の訪問が最後になってしまうのではないかという心配がつのっております。
これから、こちらも車体の老朽化から存続が危ぶまれている奥出雲おろち号へ乗った模様なども描きました。
2019年には三江線が廃止になり、木次線自体が存続が危ぶまれているらしいです。