フィリピン近海では台風26号が発生していて、
これから沖縄に近付くという予報が出ていますね。
11月なのに。

当初、本州への接近も予想されていたけど、
予報が変わって、本州への接近は無いっぽいらしい。
まぁ、変わるかもしれないけど。

そんな昨日の土曜日ですが、
上野の国立西洋美術館で行われている
『オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語』
に行ってきました。


1010頃に会場に着いたんですが、なにやら見た事のない様相。

 

まず、チケット売り場には、
セーフティコーンで長い行列を作る場所が準備。

まぁ、ここまでは普通ですかね。


で、ここからがビックリ。

 

これまで行ったことのある国立西洋美術館での特別展は、
普通に国立西洋美術館の入口から入るんですが、
この展覧会では、その導線が全く違っていて、
入口の向かって右側に最初から誘導され、
通常は閉鎖されているドアから入るという導線。

 

びっくりです。
(あのドア、こういう使い方するんだ!)


そしてもう一つビックリな事が。
チケット購入待機列の反対側に、
もう一つセーフティコーンで作られた待機列が
あったのですが、そちらは、なんと!
展覧会ショップへの入場待機列でした!


そんなの見た事ないです!

 

まぁね。
特別展の展覧会ショップは、
1Fロビーに開設されるので、
そもそも場所が狭いんですけど、
そこまでするほど混むとはね。
でもな、私が展覧会観覧後、
展覧会ショップを物色していたら、
係員が「後ほど入場規制になると
見込まれるので、いまのうちに、
ご入場ください」とか言ってたもんな。

 

とはいえ、私が行ったときは、
そう言う物々しい準備はあったものの、
まだ朝早かったからか、会場内は
普通に作品を見ることが出来る程度の
混雑具合でした。

 

さて、会場内では、
いくつかの作品が撮影可能になっていたので、
撮ってきました。



さて早速のその一つ、


エドガー・ドガ〈家族の肖像(ベレッリ家)〉
この作品は、フィレンツェに亡命していた画家の叔母の家族がモデル。

喪服を着た様子で描かれていて、

お葬式の後っぽいんですが、
よく見ると、母親(画家の叔母)の表情が虚ろ・・・

これは、教科書とかでもよく見ると思います。


ピエール=オーギュスト・ルノワール〈ピアノを弾く少女たち〉
同様の構図の作品が6点あるそうですが、最終的には本作が、
国家買い上げ(フランスによる購入)になったそうです。

次はこちら


アルベール・バルトロメ〈温室の中で〉
描かれているのは画家の妻
となりには、この描かれている衣装も展示されていたんですが、
ウェストがほっそい!
1881年頃の作品ですが、この頃って、まだコルセット時代?

こちらの作品は、以前も見たことがあります。


クロード・モネ〈睡蓮、柳の反映〉
これはもともと旧松方コレクションだったんですが、
第二次世界大戦をめぐる混乱で、行方不明になったいたんですが、
2016年にルーヴル美術館で発見。
翌年、松方家から国立西洋美術館に寄贈されたという経緯があります。
上部の欠損は、第二次世界大戦時、作品を疎開させていた最中に、
湿気等の被害を受けたと考えられているそうです。

こちらは、キャプションが無かったのですが、
目を引いたので撮ってみました。


エルネスト・クォスト〈バラ〉
バラ園みたいですね。

そして問題は、観覧後。
図録を買おうと、めっちゃ迷いました。
でも、図録って、かさばるんですよねぇ。
これまで色んな展覧会で購入した図録類が数多ありまして、
本棚がまんぱん・・・・
という事で、図録は買わなかったのですが、
“オルセー美術館売店で販売中”みたいな掲示があったので、
思わず買ってしまったものがこちら・・・

二枚折になっている作品の絵葉書的カード。
緑(印象派)・黄(コレクション)・橙(セザンヌ)で
それぞれ一箱に10枚カードがはいっているんですが、
そのお値段1760円/箱。
3つも買ったので、5280円も払ってしまいました!
図録は3300円だったので、図録よりお金を使ってしまったよ・・・


モネとか、セザンヌとか、モリゾとか、知っている画家の作品も
沢山あったんですが、今回初めて聞く画家の作品も沢山!
今回の展覧会、色々と勉強になりました。

 

名称 オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語
会期 2025年10月25日(土)~2026年02月15日(日)
会場 国立西洋美術館
当日観覧料 一般2300円、大学生1400円、高校生1000円、中学生以下無料
開館時間 09:30~17:30(入館は17:00まで)
 ※金曜日・土曜日 09:30~20:00(入館は19:30まで)
休館日 月曜日、11月4日(火)、11月25日(火)、12月28日(日)-2026年1月1日(木・祝)、1月13日(火)
(ただし、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)、1月12日(月・祝)、2月9日(月)は開館)