雨が降る土曜日になってしまいました。
天気予報に依れば、東京地方は、
7週連続の週末の雨だそうです。
そんな土曜日ですが、
サピアタワーで行われる
『東京サピアアカデミー』があったので、
行ってきました。
今年の基調講演は、
10日ほど前に終了したばかりの
大阪・関西万博シグネチャーパビリオン
石黒浩プロデュース「いのちの未来」
企画統括ディレクターの内田まほろ氏。
いまは、JR東日本文化創造財団が、
高輪ゲートウェイで構想中の
MoN Takanawa: The Museum of Narrativesの
開館準備室室長を務められているそうです。
まずあれですね。
60分の講演時間なんですが、
資料が150枚以上って、多すぎですwww
まぁ、なんとか時間内に終わりましたけどね。
内田さんは、過去に日本科学未来館で、
展示企画課長などをされていたころに
日本科学未来館での展示テーマを
(純粋な)科学技術からアートなどに
広げた経験がいまの仕事にもつながるとの事。
その時言われたのが、元々あったものを、
〈ひねって〉〈広げる〉という事で、
元々の“枠”の概念からより広い概念へと
広げるという事を意識してやっていて、
それは今もされているという事でした。
確かに、そう言う考え方は、
普通に仕事をしていても取り入れられるというか、
元々取り入れていたというか、言ってみると、
ブレストを言葉で表現したものの様に思いました。
でもそれを常に行うというのは、
中々大変かもしれませんね。
最後の方は、
MoN Takanawa: The Museum of Narratives
の話でした。
これも、“枠”にとらわれないという
内田さんの行動原則を表していて、
MoN Takanawaには、
展示スペースや公演スペースなど、
いろんなスペースがあるんですが、
例えば、展示や公演で、
同じテーマについて取り扱うなど
“枠”の概念を取り払ったことが出来る
とかおっしゃっていました。
順序がバラバラになってしまいますが、
“枠”の話の流れの中で、“Museum”についても
言及されていましたね。
そもそも“学校”という概念があって、
その中に“小学校”“中学校”“高校”などが
区分されるのに対して、
そもそも、“Museum”というのは『館』という
概念らしく、“Museum”の中に、
“科学”や“美術”などを取り扱うものが
区分されるはずなんですが、
日本においては、最初に“博物館”とか
“美術館”という区分がされてしまい、
“Museum”が『館』という概念を活かせてない
というようなこともおっしゃってました。
これについては、啓蒙されました。
話は戻りますが、“枠”の概念を取り払うなど、
仕事にも仕えそうな気付きがある講演でした。