数年前から銚子に行ってみたいなぁと思っていたんですが、
ことしの秋分の日、そのチャンスに恵まれました!!!
っていうか、その機会を作ったというのが正確かも知れないですが。
“例の”千葉県内のJR線が乗り放題になる切符が、
まだ有効だったので、特急「しおさい」で向かいます。
特急「しおさい」と言えば、2024年3月15日までは、
E255系で運行されていたのですが、その翌日3月16日からは、
成田エクスプレスでお馴染みのE259系での運行になったんですよね。
それに伴って、E259系に書いてあったN'EXのロゴが消されて、
いまはE259とか書いてあります。
それはそれとして、「しおさい」って、観光目的の乗車が多いと
思っていたんですが、必ずしもそうでは無いんですね。
意外に途中駅での下車が多い。
“下車”と記したのは、なんか、途中駅での乗車はあまり無いっぽかったから。
まぁ、銚子行きの下りで途中乗車しても、銚子に行くだけですからね。
逆方向の、東京行の上りは途中下車では無く、途中乗車が多いんでしょうね。
(“でしょうね”なのは、帰りは「しおさい」ではなく、普通列車で帰ったから)
外房のなんか北海道のような平坦な眺めに驚きながら、銚子に到着。
全然鳴かなくて大人しいです。
そして駅構内には、銚子の名産品である
醤油の樽が展示されていました。

ってか、銚子ってイルカが見られるとは知りませんでした。
銚子駅の外に出てみます。
まずは、銚子駅の外観
意外に新しいと思ったら2018年に建て替えられた駅舎だそうです。
そして、銚子駅前からまっすぐな道!

あまり車は走っていませんが、結構広いです。
なんか、交通量と道幅がアンバランス。
上の写真には赤丸で囲ったものがありますが、
それは歩道と車道を仕切る障害物。
港町だけに、船を係留しておくための、係船杭の様です。
いっぱいありました。
さて、第一目的地は犬吠埼灯台なので、銚子電鉄に乗ります。
銚子電鉄の銚子駅は、JR銚子駅の2番線・3番線ホームの先に
同居しているので、まずはJR銚子駅の構内へ。
1番ホームから上るこ線橋の壁面表示

交通系ICカードを利用して、JRから直接銚子電鉄に乗り継ぐ場合、
ここにある簡易Suica改札機で出場処理を行う必要があります。
(逆に、銚子電鉄から直接JRに乗り継ぐ場合は、
簡易Suica改札機で入場処理が必要です)
で、乗り換え口の先にある銚子電鉄の銚子駅舎

ドアも何もありません。当然無人駅。
中には、銚子電鉄の営業案内などを掲示する掲示板があります。
こちらが乗車した銚子電鉄2000系。
よく見ると、塗装にひび割れが!
まぁな、定期検査費用が捻出できないほどだもんなぁ。
塗装になんか手が回らないよね。
今回は、銚子電鉄も有効なフリー切符を持っていましたが、
銚子電鉄で有効な乗車券を持っていない場合、
電車内で車掌から乗車券を購入する必要があります。
車掌は仕事が多くて大変!
ちなみに、支払いは現金のみです。
こちらは、銚子電鉄2000系の運転台。

っていうか、客室との区切りがありません!
路面電車ならそう言う構造もあるけど、
普通電車でこういう構造なのは初めてみました。
そして、めちゃくちゃゆっくり走って、銚子から20分くらいで犬吠駅到着。

犬吠駅は、なんか、南国の雰囲気ですね。
“崖っぷち”と言っている割には、駅舎が立派です。
まずは、歩いて犬吠埼灯台に向かいます。
こちらは、犬吠埼灯台への経路途中で見た酉明浦

右端に見切れているのは、銚子グランドホテル
ってか、台風の時、銚子グランドホテルはどうなるんだ?怖そう。
白波が立っていますが、この日は、台風19号が、
このめっちゃ先で停滞しているので、たぶん、その影響での荒波。
そして犬吠埼灯台。
その犬吠埼灯台の脇にある、
有名な映画オープニング画像のロケ地。
岩に荒波を見ると、なんでもその映像に見えますが、
この犬吠埼灯台の脇が、本当のロケ地です。
犬吠埼灯台のすぐ前には、白いポストです

これはオブジェでは無くて現役。
ここに投函すると、風景印を押して届けてくれるそうです。
入場料金を支払い、灯台の構内へ。
犬吠埼灯台近影w

早速99段の階段を上って上に行きます。
ってか、中はめっちゃ狭いし、上下同じ階段を使っているので、
上りと下りが錯綜します。
なんかさ「階段しか無いの?!」って言っている人が居たんですが、
そこかしこに「階段しかありません」と掲示されてるんですよ。
それと「え!何段あるの?」と言っている人も居ましたが、
(「階段しか無いの?!」って言っている人と同一)
「階段は99段」って、これもそこかしこに掲示されています。
あとさぁ、杖突いた人も、居るんですよねぇ。
まぁ、杖を使って登っちゃいけない事は全然ないけど、
気を付けてくださいね。
階段狭いし、急だし。
とか何とかで、一番上到着。
当然、ここも狭いです。
譲り合いながら見学。
これは、利根川河口方面。
荒波白波。
そして途中で色の変わる海!
(全体に入れると、境目が見えないので画像の半分だけ入れました)
上側の黄色い点線が、海と空の境目
下側の白い点線が、海の中にある境目
なんか、海の色が途中で違います!
この沖では、親潮と黒潮がぶつかるんですが、
たぶん、それの違いではないかと。
親潮が手前側のやや緑っぽい色で、
遠くの黒く見える所が(文字通り)黒潮かな。
こんなにクッキリと見えるとは思いませんでした。
敷地内にある犬吠埼灯台資料展示館の展示も見ます。
中には、灯台のレンズなどが展示されています。
こちらが一等レンズと呼ばれるもの。

沖ノ島灯台で使われていた、国産のモノだそうです。
三等二連せん光フレネルレンズ

ちなみに、レンズの等級とは、「焦点距離」の長さによって
一等から六等まであるそうです。
必然的に、等級が大きいレンズほど、大きさも大きくなるそうです。
外にはこんな展示品
霧鐘というモノで、霧笛の鐘バージョン。

尻屋埼灯台で使われていたものだそうです。
という事で霧の話が出てきたので、旧犬吠埼霧信号所の中へ

エンジンなんだ。
近くにあるボタンを押すと、霧笛の音のデモが流れます。
現代ではGPSなどの航行を補助する航海計器が発達したので、
日本では霧笛は廃止されているそうです。
旧犬吠埼霧信号所に展示されていた犬吠埼灯台の初代レンズ

フランス製の一等八面せん光レンズだそうです。
最後に
これは日き儀。またの名を、日時計。

灯台では、気象観測なども行っていた事もあるので、
そのために設置されていたらしいです。
これで犬吠埼灯台見学は終了。
ここから、地球の丸く見える丘展望館に向かいます。
地球の丸く見える丘展望館は、犬吠駅から一応徒歩で行ける距離なんですが、
犬吠埼灯台から犬吠駅を挟んで反対側にあるんですよねぇ。
ちょっと距離があります。ここまでは事前にわかっていました。
それと、これは行ってから判った話なんですが、めちゃくちゃ過酷。
というのも、この地球の丸く見える丘展望館、
その名の通り丘の上にあるんですが、丘を上る坂が過酷・・・
やっと猛暑では無くなり、この日も気温は30℃にならない
良い気候だったんですが、流石に、日向で、しかも、
結構な坂を上ると、汗が出ます・・・
きつかったよ・・・
で、最初、間違えて日比友愛の碑の方に行っちゃったんですよねぇ。

まぁ、ここはここで眺めは良かったんですが、
この記念碑のある所からは、地球の丸く見える丘展望館に
素直に入ることが出来ません。

一旦、少しこの記念碑のエリアから下る必要があります・・・
心折れかけました・・・
で、なんやかんやで、地球の丸く見える丘展望館に入館して、
地球の丸く見える丘展望館屋上の屋外展望スペースへ。
地球の丸く見える丘かどうかはさておき、岬の(ほぼ)突端にあって、
且つ、丘の上にあって、しかも、周囲にここより高い建物が無い
という絶好の条件なので、めっちゃ眺めが良いです!
地球の丸く見える丘展望館から見る銚子市街・利根川

ちょっと画面真ん中、左寄りに海?の様なモノが写っています。
これが利根川らしいです
地球の丸く見える丘展望館から見るポートタワー・銚子漁港方面
画面真ん中右寄りに、黒っぽい棒状のものがありますが、
たぶん、ポートタワーです。
地球の丸く見える丘展望館から見る犬吠埼灯台
これは一目瞭然
地球の丸く見える丘展望館から見る外川方面
よくわかんないですねwww
地球の丸く見える丘展望館から見る屏風ヶ浦
これもまぁ、一目瞭然ですかね。
ちょっと雲は多めでしたが、良い眺めでした。
で、サバカレーの件になります。
これは、地球の丸く見える丘展望館の大漁旗
あとは、普通列車で帰る予定なので、犬吠駅に戻りました。
最後。
これは、犬吠駅から銚子駅に戻る時に乗った銚子電鉄2000系

ってか、この日、これしか運行してないの???
この日は、銚子駅からそのまま帰ってしまいましたので、
まだまだ銚子の観光エリアを見つくしてないんですよねぇ。
しょうゆ工場見学とかしていないし。
また、いつの日か行こうかな。
















