
天気の良い昨日(2015/12/19)の午前中は、
東京国立博物館で『始皇帝と大兵馬俑展』を観覧。
そして午後は、
国立西洋美術館での黄金伝説展関連講演会の聴講です。
聴講の前に、その日の聴講券を貰う必要が有るんですが、
午前中の『始皇帝と大兵馬俑展』を見終わるのが、
ちょっと遅くなってしまい、聴講券配布開始時間の後に、
国立西洋美術館に到着。
これまでの経験で、満席になることは無いと判っていたので、
むしろ、配布待ちの行列に入ることも無くて、
かえって良かったかも。
黄金伝説展関連講演会は、全部で4回企画されたのですが、
今回は、その4回目=最終回。
「古代ギリシャ美術と黄金」と言うテーマで、
講師は、国立西洋美術館研究員の飯塚隆さん。
って言うか、この方、この黄金伝説展のご担当者と言う事で、
これまでの講演会の司会をしていたですが、
最終回では流石に自分で司会することはせずに、
他の方が司会をされていました。
講演の内容的には、流石に担当者ということもあり、
展示されている作品の数々の意図とか、
背景もよく判っていて、非常に判りやすい内容でした。
講演で聞いて凄いなぁと思ったのが、
耳飾りなどの小さい造形物においても、
彫刻などの大きい造形物と同様の人物や動物の
肉体表現や、人の衣装の表現がなされているという事。
大きい彫刻などで、衣装が風になびく様子だとか、
あるいは、衣装の下の筋肉が上手に表現されているのは
よく判るのですが、それと同様の表現が、
耳飾りのような小さいものにでも行われていたのは凄いです。
あと、目からうろこというか、なんと言うか、
「古代ギリシャの神殿を見たければ、南イタリアに行け!」
と言うのは、面白い指摘でしたね。
古代ギリシャの人々は、色んな所に植民活動をしていて、
それは地中海や黒海の広い範囲に至っていたと言うこと。
そして、ギリシャの神殿は荒廃していたりするのも有るんですが、
意外に、南イタリアの神殿は、規模も大きく、
且つ、思ったよりも残っていると言う事のようです。
中々、面白い講演会でした。
聴講者の入りも、結構有った様です。