
暑い・・・
昨日(2015/07/11)の午前は
トーハクで『クレオパトラとエジプトの王妃展』でしたが、
午後は東京藝術大学大学美術館でシャルフベック展記念の
トークイベント
『フィンランドの風土と人々を語る
~フィンランドが生んだシャルフベック』
に行ってきました。
シャルフベックの誕生日が、7月10日らしいのですが、
その誕生日記念ということもあります。
講演会の時の会場は講堂なんですが、
今回のトークイベントの開場は、なぜか美術館内の大浦食堂。
会場キャパシティとしては講堂が150名程なのに対し、
大浦食堂では80名と、キャパシティが小さいのにね。
(会場が大浦食堂であった謎は、イベントの最後に解明されます)
13時から大浦食堂にて入場整理券が配布。
会場のキャパシティが小さいので、満員になったら嫌なので、
ちょっと早めに行って並んでゲットしたのがこれ。

あとで気がついたんですが、この整理券では、
イベントの会場が“美術学部中央棟1階第1講義室”って
書いてありますね。
この後、会場が変更されたと言うことなんですね。
無事、入場整理券をゲットした後は、
開場の13:30まで別のところでランチをしながら待機。
開場間近になって会場に行ってみたら、
まだ整理券は配布していました。
私が思ったよりも、参加希望者が少なかったんですね。
イベント出席者は、
- ウッラ・キンヌネンさん(フィンランドセンター文化担当マネージャー)
- 佐藤直樹さん(東京藝術大学美術学部准教授)
- 進行担当 日沼禎子さん(女子美術大学准教授)
の三名。
開始時間の14:00になると、三名が入場してイベント開始です。
最初、ウッラさんからフィンランドの生活や
文化についての紹介がありました。
ちなみに、ウッラさんは全編英語で話されているんですが、
英語が母語ではないので、日本人にもわかりやすいです。
一応通訳の人は居ましたが、通訳なしでもOKでした。
最初会場に入った時に女子美の紹介資料があって、
「ここは芸大なんだけど、なんで女子美?」と思ったんですが、
進行役が女子美の日沼さんなので置いてあった
と言うことなんですね。
事前によく出席者を確認しておけということですね(笑)。
ウッラさんの話に戻ると、
「フィンランドは非常に冬が長い。
なので、短い夏には、みんな外を出歩くことに夢中になる。
冬に考えていたことを、夏に一気に行う。」
みたいなことを言っていました。
なるほど~。そうかも。
え~っと思ったのが
「フィンランドの冬はそれほど寒くない」と言う
ウッラさんの言葉。
いやいやいや、そうじゃないでしょ。
2月にフィンランドに行ったことが有るんですが、
日本では経験出来な寒さでしたよと突っ込みたくなりました(笑)。
そして肝心のシャルフベックの話へ。
ここからは、シャルフベック展監修の佐藤さんが
メインスピーカーに。
既に展覧会の方は見ていたので、
その振り返りという感じになりましたが、
改めて佐藤さんの話を聞いてみると、
新たな発見がありました。
一番「そうかぁ。」と思ったのが、
シャルフベックは生涯独身だったのですが、
それは彼女自身が、絵を書くことに生きるということを
選択した結果だということ。
シャルフベックは、婚約破棄や失恋に遭っているので、
決して恋を諦めていたというわけではないと思うんですが、
その後、母親と二人でヒュヴィンカー暮らしていた
15年くらい家事は行わなかったと言うほど、
徹底して芸術に生きていたと言うことなんですよね。
いや、凄いよ貴女は。
それともう一つ今回気がついたことは、
《お針子》とか《炭やき職人》とかの労働者を描いているんですが、
それは労働しているところではなくて、
休んでいたりしてるシーンであるということ。
それは気が付きませんでした。
(後で会場に戻ってそれらを確認したら、そうでした)
その他、シャルフベックが早くにして活躍できたのは、
フィンランドでは(芸術においては)才能重視で、
男女の差がなかったとか、
《ラーセボリの風景》と言う作品は、昼間ではなく、
真夏の夜=白夜を描いた作品であるとか、
いろいろ興味深い話でした。
そんなこんなで、終了の時間となったのですが、
ここで、今回の会場が大浦食堂であった謎が解けます。
前日の7月10日はシャルフベックの誕生日ということで、
芸大の近くにあるPatissier Inamura Shozoから、
シェフの稲村省三さん自らの手で、
シャルフベックの誕生日ケーキを運んできてくれたのでした。

そりゃ講堂じゃダメだよね。
シェフの説明を聞いてみると、どうもフィンランドの
画家に因んだケーキと言うお題が与えられたみたいで、
それを元に今がシーズンのブルーベリーを使った
ケーキを作ったと言うことのようでした。
形が、フィンランドの国旗の形ですね。
トークイベントの出席者の三名によるケーキカット

そして待望のケーキの配給がありました!
そこそこな大きさのケーキ。

それほど甘くもなく、ブルーベリーが爽やかで美味しかったです。
こう言うイベントで、ケーキまで頂いたのは初めて。
ヘレン、誕生日おめでとう!

お腹も心も満たされたトークイベントでした。
と、上手くまとめてみた(笑)
Patissier Inamura Shozo