「地」から「地球」へ | JW 2世の保健室

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教室に行けなくなった人のために

新世界訳2019年日本語版を読んですぐに目につく採用訳語の1つが「地球」。前版で「地」と訳されていた語が、以下のように創世記から始まり多くの箇所で「地球」に置き換えられています(ちなみに英語版は前版と同じ"earth")。

 

 

(出エジプト 9:27‐29) 27 ファラオはモーセとアロンを呼び出し,こう言った。「......28 神からの雷とひょうがやむようにエホバにお願いせよ。そうしたら私は喜んでおまえたちを去らせよう。もうとどまらなくてよい」。 29 モーセは言った。「町を出たらすぐ,エホバの前で両手を広げます。雷はやみ,ひょうもこれ以上続きません。あなたは,地球がエホバのものであることをお知りになるでしょう。

 

モーセ(西暦前1500年あたり)からしてさりげなくこの言葉を使ってしまっているなら、

 

塔2018年No.1「時代遅れ,それとも時代を先取り?」

聖書筆者イザヤは,西暦前8世紀にはすでに,円または球を意味する語を用いて,地球のことを「地の円」と述べています。(イザヤ 40:22)

という耳タコ説明は、モーセがそれよりとうの昔に「地球」って言ってしまっていて「ネタバレ」しちゃってることになるわけだから成立しなくなると思うんですが、整合性はだいじょうぶなんでしょうか? 創世記や詩篇でもバンバン使ってしまっているし。