ご訪問ありがとうございます気づき
40代後半の共働き夫婦。中3の息子、猫2匹、犬1匹と暮らし、広島ライフをゆるく発信してます。

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お盆初日の昨日は一人で実家に行きました。

 

お仏壇に父の好きだった豆パンや源氏パイを供えました。

 

父が亡くなって2度目のお盆だけど

実家に行くと父の雰囲気があちこちにまだ少し残っています。

 

 

 

母がらみのことで何か判断をしなくてはいけないとき、大概父に聞きましたらすぐに返事が返ってきます。

実家ではわりと父と会話することが多いかな。

(この人おかしいとか思わないようにw)

 

 

 

昨日も行く前に母に電話をかけたら出なかったので、実家の家電にかけました。

 

そしたらね、電話が繋がらないんですよw

 

何でやろ?と思いながら実家に着いて

電話の受話器を上げてみたら「ツー」という音がしない。

 

電話機が壊れとったというわけ。

 

 

母と近所の家電量販店に行き電話機を買い求めました。

 

「そうそう、壊れた前の電話機、お父さんとここに買いに来た」と母は言います。

 

母も父との思い出の中で生きているんだなと思いました。

 

 

 

その時、ふとカバンの中を覗くとなぜか私の携帯から父へ電話がかかってる。

 

実は父の携帯の解約はまだしておらず、

携帯端末自体は充電が切れているんだけど繋がるんですよね。

 

「ぎゃああ、お父さんに電話かけちゃった」

「電話に出たらどうしよう」

 

母と大笑い大騒ぎしながら発信音を聞いていました。

 

その反面本当は父が「はいもしもし」って出たらどうしようと思ってた。

 

 

父が亡くなって電話なんかかけたことない。

 

なんでそんな誤操作したんだろう?

何か伝えたいことがあったんだろうか?

私が?

それとも父が?

 

 

私は何を言うんだろう。

 

 

「おとうさん?元気?」とか?

もう死んでるのにねwww

 

 

なんだかすごーく切なくなって

電話を切りたくないなぁって思いました。

 

 

 

 

そのまま新しい電話機を購入し、実家に取り付けました。

 

 

 

 

我が家は私が結婚して家を出る直前にリフォームし、そこから20年近く経っています。

 

電話機も相当長く使ってたんだろう、コードが埃だらけ。

 

 

 

母は掃除をしない人で

家の中は土埃や油なんかでベトベト

 

冷蔵庫の中は賞味期限が切れたものでいっぱい

 

いろんなところからもらった

お歳暮や乾物が何年も置いてある

 

服いっぱい買うくせに

いろんなところに山盛りになっていて

 

うちの実家は

割とナチュラルに汚家だと気付いたのは

大人になって外に出てからでした。

 

 

実家に泊まると

私のアレルギー性鼻炎が発生し

子供は喘息が発生し

もうここ10年以上、

実家に泊まった事はありません。

父が死んだ夜さえ私は泊まりませんでした。

 

 

そんな実家なもんで

台所の隅っこはハッキリ言って埃の温床。

 

 

私はアレルギー性鼻炎のため

ぎゃあぎゃあ言いながら取り付けしたんですけど、今回電話機を壊したのは絶対父の仕業だと私は思ってます。

 

 

私が小さい頃から

父は掃除しない、物の管理をしない母に

よく文句言っていた。

 

 

こんなに埃を被った家の家電、コンセント。

自然発火の可能性めっちゃある・・・

 

「このままだと危ないから

新しい電話機に取り替えて、

ついでにちゃんと掃除せえ!」

 

 

ってことだったんじゃないかと。

 

 

 

 

新しい電話機を取り付けるなら

それを私が手伝うなら

絶対掃除するから。

 

 

コードの埃を拭い、

水屋や冷蔵庫の裏の埃を掃除機をかけて

床を雑巾がけして。

 

 

キレイになり母は満足げ、

私は何かしらん負けたような気持ちで

 

でも何かすごく満たされた気持ちで自宅に帰りました。

 

 

 

父が好きだった本。

 

 

 

 

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