ビリーフリセット®・アドバイザーの
小川ちよこです
私は療養病床に13年勤務して
介護士として働いて
医師・看護師のそばで
沢山の患者さんの死を見てきました。
日本の一般的な終末期の医療は
本当につらく悲惨なものです。
だからこそ
自分がいいな、と思える
介護の仕事を求め今の職場に決めたし、
自分の家族が医療介護を受けるときは
最大限、本人の意思を尊重出来るよう
普段から話をよくしています。
そんな中、
少し前に
義父にガンが見つかりました。
元々糖尿とリウマチという持病もあり
抗ガン剤の治療も一進一退、という感じでした。
リウマチとガンという
病気のシーソーゲームみたいなことを
やってたんだと思います。
更に先週から
間質性肺炎が急激に悪化して
呼吸不全の状態で現在入院しています。
医師からはついに
「覚悟しておいてください」
という言葉が。
いつも明るく楽観的な小川家ですけど
さすがにこの時はみんな泣きました
ただ、義父の様子は
ユーモアさがある、というか・・・
予断を許さない状況で
一応我々も真面目なんですけどねー
なんかねぇ
あのせっかち具合が
ホンワカしているんですよね・・・
「墓は小さいんでええけぇの」
「延命はせんでええけぇの」
と長男である夫に
マシンガンのように伝え、
食事は完食、
差し入れのリンゴも完食
今日も電話がかかってきて
「お、間違ごうたわ」
とだけ言って切る。
(恐らく義母にかけようとしたのであろう)
えーーー!!
ちょっ待って!!
せっかく話せる機会じゃん!
体調とか教えてよーーー
間質性肺炎の急性悪化と
右は2種類の癌、
胸水も溜まり
めちゃくちゃしんどいはずなのに。
どんな時も
義父全開!
本当にもう笑える。
っていうか泣ける
でもそんな義父が好きだな。
ああ、義父は今、生きている
そう思う。
こういう状況って、
悲観的に悲しく深刻に考えようとすれば
いくらでもそうとらえることが出来る。
色んな病棟の経験や知識から
落ち着いていられるのもあるけれど、
でも、やっぱり家族は違う。
死期が近付いている、ということは
我々にとっては
悲しみを感じながらも
その都度現実的な判断をしていかなければいけない。
これが一番我々にはダメージになる。
本人にとっては
肉体的な痛みや苦しみと
どれほどの心の葛藤があるのか?
計り知れない。
家族のように近い存在であるほど
今までの確執や
積年の思いが邪魔をして
真実が見えにくくなる。
感情に振り回されてしまう。
こんな状況、
笑えるわけないじゃん!!
って思うよね。
私たちも感情に振り回されているよ。
予断を許さないのは分かってるし
楽観的には捉えていなくて
いつも最後かもしれないとは思ってる。
こんな風に笑っていられない状況もそのうち来るだろう。
でもやっぱり
泣きながら笑うのかもしれない。
だからどんな時も義父らしくあってほしい。
(瀕死の入院前もビックリ行動やらかしてますからね)
それこそがいのちの炎だと思うし
誰にも奪えないものだし
私たちが出来るのはそれを支えること。
また義父のボヤキが聞きたい。
少しでも良くなって欲しいなあ。
ではまた明日ね~
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