高雄市新興區 單人房高雄站前館」の続きです。

 

高雄に2泊した後、台糖虎尾糖廠の五分車を撮影するために高鐵の列車で雲林縣虎尾鎮へへ移動しました。

 

早起きして左營站から乗車したのは6:45発の南港站行き1302號です。途中の停車駅が変則的な列車で、台中站までの各駅と桃園站、台北站に止まります。板橋站を通過するので注意が必要です。

 

 

 

五分車の線路と高鐵の高架橋は雲林站の南側で交差しているので、車内から線路を確認しようとしましたが見落としてしまいました。友人はしっかりカメラに収めたようです。

 

列車は45分で雲林站に着きました。ここから虎尾市街地方面への路線バスはまだ運行が始まっていない時間帯なのでタクシーで虎尾糖廠に向かいました。

 

タクシーに乗り込み運転手に行先を告げると「列車の写真を撮りに来たのか?」と聞かれました。「そうです」と答えると「日本人がよく来るよ、タクシーで列車を追いかけて写真を撮る人もいる」とのことでした。必要だったら連絡してくれと運転手から連絡先カードを貰いました。

 

車内には日本語も印字されたステッカーが貼られていました。台湾でタクシーに乗ったらシートベルトをしっかり締め、降りる時には周囲の安全を確認してからドアを開けましょう。

 

高鐵雲林站から10分で虎尾糖廠の近くにある中山路の踏切に着きました。料金は185TWDでした。さっそく踏切番の人にサトウキビの積込場へ向かう列車の出発時刻を尋ねると「8:05と8:15に出発する。糖包車(工場で製造された製品を倉庫に運ぶ列車)は10:00と14:00だ」と言われたので踏切から虎尾糖廠の方に入ったところで列車がやって来るのを待ちます。

 

線路上に砂糖が入った袋が落ちていました。6:00に出発する糖包車もあるということでその列車から落ちてしまった袋かもしれません。

 

教えられた時間通りにたくさんの貨車を連結した列車が通過していきました。

 

以前、虎尾糖廠に隣接する虎尾驛(虎尾遊客中心)で自転車を借りられたので今回も借りようとしたら「沒有」。他に自転車を借りられる場所がないか係員に尋ねたところ虎尾糖廠を挟んで反対側にある虎尾鎮立圖書館で借りられるとのことなので歩いて向かいました。虎尾鎮立圖書館まで20分掛かりましたが無事に自転車を借りることができました。料金は無料で16:30までに返す必要があります。休館日である月曜日と台湾の祝日には借りられません。

 

糖包車の出発時刻である10:00が近かったので急いで中山路の踏切に戻りましたが、9:55に踏切に着いたちょうどその時に工場からやってきた糖包車が倉庫の方に走り去っていくところで撮影はできませんでした。

 

気を取り直してサトウキビを積んで虎尾糖廠に戻ってくる列車を撮影するために線路沿いの道を進みます。10分程進んだところで反対側から列車がやって来ました。

 

8時台に2本積込場に向かったのだからもう1本戻ってくるはず・・・ということで更に先へ進みました。高鐵との交差地点を過ぎたところで後ろから積込場へ向かう列車がやって来ました。

 

もう1本戻ってくるはず・・・と思い、この場所で暑い中ずっと待っていたのですがなかなか列車が来ません。1時間40分程待ってようやくサトウキビを積んだ列車が戻って来ました。どうやら↑の列車の返しのようで、朝一番に虎尾糖廠を出発した列車の返しは中山路の踏切で糖包車を目撃した時には既に虎尾糖廠に着いていたようです。

 

この後、虎尾の市街地に戻り餃子チェーン店の「八方雲集」でお昼ご飯を食べました。

 

食事を終えて中山路の踏切に戻り、14:00発の糖包車を撮影します。糖包車の動きをじっくり見るのは初めてです。

まず、サトウキビの積込場へ向かう列車と同じ線路を通ってディーゼル機関車が単機でやって来ます。

 

職員の方がポイントを切り替えてディーゼル機関車は製品の積込場へ向かいます。

 

しばらくして後ろに製品を積んだ貨車を連結して戻って来ました。

 

中山路の踏切まで進んで一旦停車し、係員がポイントを切り替えた後、後退して倉庫へと向かいます。

 

ちょうどその時、反対側からサトウキビの積込場へ向かう列車もやって来ました。

 

糖包車とすれ違います。

 

 

しばらくしてまたサトウキビの積込場へ向かう列車がやって来ました。

 

サトウキビの積込場へ向かう列車が通過した後、倉庫で貨車を切り離したディーゼル機関車が単機で戻って来ました。

 

元の場所に帰ります。これで今回の撮影は終了です。

 

虎尾鎮立圖書館のすぐ近くに虎尾糖廠の裏口があったので自転車を返す前にちょっと覗いてみました。

 

台糖虎尾糖廠の操業期間は12月上旬から翌年3月中旬までなので今シーズンの操業はもうすぐ終了します。