2月27日の運行が最後となった臺鐵の行包專車(荷物列車)を彰化車站へ見送りに行ってきました。
列車の撮影をするためにカメラを持って家を出たのですが、臺中車站から彰化車站へ向かう區間車の車内でカメラの中にSDカードを入れ忘れていることに気が付きました!行包專車を撮影してから彰化車站の改札口を出ようと思っていたのですが、仕方なく一旦改札口を出て駅前にある「光南大批發連鎖店」でSDカードを買ってから彰化車站へと戻りました。
彰化車站には月台票(入場券)が無いので服務中心で居留證と引き換えに月台出入證を受け取ってからホームに向かいます(ちなみに臺鐵で月台票があるのは中壢、
潮州車站から山線と北迴線を経由して花蓮車站へと向かう6902次を彰化車站まで牽引してきたのは、南海電鉄の特急ラピートカラーを纏った電気機関車E213です。E213の後ろには行李車(荷物車)だけでなく、無動力の電気機関車E334と莒光號用の客車、電源行李車も連結されていました。
彰化車站でE213とE334が切り離されて機関車が交換されました。
次の機関車がやって来る間にしなの鉄道カラーのEMU500型がやって来ました。
彰化車站から七堵車站まで6902次を牽引したのは青い旧塗装に復元されたディーゼル機関車R40です。普段は彰化車站から七堵車站までも電気機関車が牽引するのですが最終日ということで特別です。R40と一緒に無動力の電気機関車E318とディーゼル機関車R38も連結されました。
大勢の鉄道ファンに見送られて6902次は彰化車站を発車していきました。日本からも多くの鉄道ファンが訪れ、沿線や駅で最後の行包專車を撮影したようです。彰化車站ではTwitterで繋がりがある方数名とお会いしました。
6902次を見送った後、夕方には花蓮車站から潮州車站へと向かう6901次を見送りに行きました。再び月台出入證を使ってホームに向かいます。
ホームの端から彰化機務段の方を見てみると彰化車站まで6902次を牽引してきたE213が同じ南海電鉄特急ラピートカラーを纏ったE212と並んで一休みしていました。
6901次の到着を待っていたら行李車を連結している潮州車站発、海線・北迴線経由花蓮車站行きの莒光554次が入線してきました。行包專車の廃止後に行李車の両数が2両から3両に増えると聞いていましたが、この時既に3両連結されていました。運用上の都合かもしれません。
莒光554次と入れ替わるように6901次が入線してきました。6901次も彰化車站で機関車を交換します。この列車も無動力のディーゼル機関車R152を連結してきました。
彰化車站から終点の潮州車站まで6901次を牽引したのは先程までE213と一緒に休んでいたE212です。無動力の電気機関車E206と一緒に連結されました。
これで行包專車の定期運行は終了しました。運用が無くなった行李車は今後どうなるのでしょうか?