臺鐵南迴線多良車站 廃止された駅を訪ねる

「鼎東客運（山線營運區）8137路　大溪⇒多良」の続き。

路線バスを降りて向かった先は2006年に廃止された臺鐵南迴線の多良駅。太平洋を望める景色が良い場所にあるということで現在は観光名所になっています。いつも列車で通過するだけの場所をようやく訪問することができました。


交通が不便な場所にあるので車やバイクで多良駅を訪れる人がほとんどです。時折観光バスで団体客やってきたりもします。


多良駅は高架線上にあるので省道9號（南迴公路）から上り坂を登って行かなければなりませんが数分で着きます。
　　



旧駅舎の屋上が展望台として開放されており太平洋を眺めることができます。この日は天気が良かったので素晴らしい景色を堪能することができました。敷地内には土産物店や飲食店もあります。ホームは少し前に修復が行われて綺麗になっていますがそこまで行くことはできないのが残念です（もしホームまで行くことができたとしたら絶対に列車の写真を撮影しようとして轢かれる観光客が出てしまうでしょう…）。
　　

　　　　

　　

展望台には列車が通過する大体の時刻が掲示されています。時刻を確認したところ莒光51號（觀光列車：台北⇒高雄⇒花蓮）の通過が近いことが分かったので多良駅のホームが見える位置でカメラを構えてスタンバイ。旧塗装に復元されたディーゼル機関車R101がけん引する列車の通過を見送ることができました。列車に乗るといつも海側の景色ばかり眺めていたので山側からこんな感じで見下ろされていたとは気が付きませんでした。