こんにちは!
今日は、親御さんに質問されることが多い「大人の指示を聞けるようになるにはどうしたらいい?」に答えていきたいと思います。
前回の「椅子に座れるようになるにはどうしたらいい?」の続きになるので、まずは「座って」の指示で椅子に座れるようになることから始めます。
20秒ぐらい着席行動を維持できるようになったら、「立って良いよ」の指示の前にひとつ動作模倣をさせます。
「こうして」と言いながら、「バイバイ」や「ハーイ」「パチパチ」「あたま」「いただきます」等、お子さんが動作しやすいものをひとつ選んで、模倣させてください。
最初はフルプロンプトでお子さんの手を持って手伝っても良いです。プロンプトしてでもできたら「立って良いよ」といい立たせます。これを繰り返し、徐々に一人でできるようにし、動作模倣のレパートリーを12程度に増やします。
動作模倣のレパートリーが増える頃には、毎回立たせなくても大丈夫になっていると思うので、5分程度継続して座らせて、練習をしてください。
その頃から「音声指示」を開始します。
椅子に座れたら、「タッチ」といって両手を出し、子どもが大人の手にタッチするように促し、できたら思い切り褒めて強化します。
できたら、次に動作模倣で獲得した模倣のレパートリーを指示のみで行います。
「バイバイ」と言ってプロンプトし、「バイバイ」をさせて、たくさん強化し、徐々に指示のみで「バイバイ」できるようにします。
同様に、「バンザイ」「はーい」「いただきます」「ほっぺ」「あたま」「ひこうき」「おててごしごし」「おなか」「足バタバタ」等、大人が指示を出したら、その動作を行えるよう、練習をしてください。
音声指示のレパートリーも12以上に増えたら、
徐々に、目の前の机に置いてあるもの(例えばりんご)を「りんごとって」で取ってもらう練習から徐々に取りにいく位置を離していき、「◯◯とってきて」や「パパにどうぞしてきて」等少しずつ日常で使う指示も入れていきます。
「大人の指示を聞く」と言うことでいうと、「お片づけしてと言ってもお片づけできないけど、どうしたらいいですか?」と言う親御さんの声もよく耳にするので、少し詳しく書きますね。
小さなお子さんに、「お片づけして」の指示だけで素直にお片づけを始めるなんてことはなかなか難しいですよね。
「お片づけ」を教えるときは、
まず最初は大人がおもちゃをほとんど片付けてしまって、1つだけ出しておきます。その状態で「お片づけして」と言い、お子さんの手を持って一緒に残りの1こを箱に入れましょう。
入れられたら、盛大に褒めておもちゃやお菓子、身体接触等で強化します。
「お片づけできたらこんなにいいことあった♪」が、行動の定着に繋がります。
なので最初は1こ入れればお片づけが完了する状態で、「お片づけして」の指示をだし、すんなりできるようになれば、2こ、3こ、5こ、全部と徐々に一人で片付ける量を増やしていって最終的には全部一人で片付けられるようにします。
こんな風に、最初は一番ハードルを下げ、スモールステップで行動を一つずつ教えていってあげると、できなかったことも習得できることが多くあると思います。
では今日はこの辺で!