発達障害・不登校のお子さんのためのLight House* -14ページ目

発達障害・不登校のお子さんのためのLight House*

Light Houseでは、不登校や発達障害を持ったお子さまに対し、応用行動分析(ABA)を用いた訪問型の療育サービスをおこなっています。

こんにちは!

今日は長い間学校に行くことを断固拒否していたA君の嬉しいご報告です!

なんと、5年ぶりに学校に行くことができました!

先日外食を克服して、今では外食が大好きになったので、この間何気なく、

「A君今度、一緒にバスに乗ってレストランに行こうか?」と言ってみたら、

「うん!」とA君。

なぜこの約束をしたのかと言うと、A君の学校の隣にファミレスがあるからです。笑

今回学校に行く最初の取っ掛かりとして、「レストラン」を強化子にちょっと学校の前まで行ってみよう!という作戦でした。

しかし「学校」というワードを出してしまうと拒否することは目に見えていたし、そうなればせっかく約束したバスにも乗らないと思ったので、「学校に行く」ということは行くまで秘密にしていました。

この日は雨で、お家に着いた時も寝ていて、機嫌が悪く、どうかなーと思いましたが、レストランに行きたい気持ちは強いので、ちょこちょこパニックを起こしつつもなんとか準備をして出発。

バスの中では大きな声を出さないお約束もばっちり守り、順調。

ついに学校の前に到着。しかしあまりに久しぶり過ぎで、校舎も新しくなってることもあり、ここが学校だということに気が付いていない様子。

今日は、学校に着いて、門の前で先生に会えたら、中には入らずそのままレストランに行こうと思っていました。ここで欲張ってA君の気持ちが「拒否」になってしまうと、せっかく乗ることができたバスにも次から乗れなくなってしまうと思ったので、慎重に無理なく「できる」ところまでにしておく必要がありました。



しかしここでA君が急に「トイレに行きたい!もれそう」と言い出しました。これはまずい!!

あわあわと学校に入りトイレへ。

あれ。学校入れちゃった。(すっごい!)

そこに先生方登場。月1回先生たちが訪問してくれてA君とかかわってくれていたので、A君も「あれ◯◯さん!あれー!」と嬉しそう。(私内心大興奮)

A君ここが学校だと気付くが、全然平気。



すごいなー。お外に出れたとき、ファミレスに行けた時と同じ。
自分で作った「学校へ行かない」というこだわりに捕まっていただけ。
行けないんじゃない。きっかけさえあれば、自分で越えていく。

今回もトイレに行きたいアクシデントも手伝って、私の想像をはるかに越えてくれました。

そしてなんと先生と一緒にA君の教室まで行けてしまいました。

10分ぐらいでしたが学校でニコニコ楽しそうに過ごし、この日はここまでにして学校を出てお約束のレストランへ。



あーーー。本当によかった。先生たちもみんなすごく喜んでくれて、歓迎してくれて。

なによりA君が嬉しそうにしていた様子に終始興奮。



私がA君のセラピーをお願いされたとき、求められていたことは「学校に行けるようにしてほしい」ということでした。支援者の方も保護者の方も、そのことを強く望んでいました。
しかし、出会った頃のA君に必要なことは「学校へ行くこと」ではありませんでした。まだそのような段階ではなく、それ以前に獲得すべき課題(スキル)が山程ありました。

ABAセラピーとは、まるで紙を1枚ずつ積み上げるような本当に根気のいる作業であると思うことがあるのですが、そんなかかわりを半年間続けてきてようやく、ここまできました。

最初、A君自身とてもしんどかったと思います。私が介入を始めたことで、今までは、なんでも自分の思い通りになっていたのに、どんなに泣こうが叫ぼうが暴言を吐こうが要求が通らないという経験を生まれて初めてしたのです。戸惑うはずです。
「お前がこなかったら僕はもっと幸せだったんだーー!!!!二度と来るなー!」と最初は何回も言われました。

心の中ではA君の大変さ、戸惑いを汲みつつ、表面上は全く動じず淡々と続けます。

しかしそのうちA君自身が「できる喜び」を感じ始めていることを感じ取っていました。
その辺りから私に対する印象も変わってきたように思います。最初は完全に拒否されていましたが、今は受け入れてくれている実感があります。

信頼関係が築けることで、セラピーのスピードも加速していきます。

同時に彼もどんどん成長していきます。「しらなかった」ことを「知り」、「できなかったこと」が「できる」ようになります。

最初は楽しさより、大変さの方が大きかった彼のセラピーですが、今では、彼の止まらない成長が楽しみでなりません。



今回(どの目標行動でもそうですが)とても大事なことは、「学校へ行く」ということを達成するために、この行動を100分割するぐらいの気持ちで細かくスモールステップに区切ることです。

最初から「学校へ行く」ことだけに焦点を当てて考えていたらA君は決して学校へ行けなかったはずです。それが5年間もA君に不登校をさせてしまった原因だと考えます。
環境や周りが変わることで、行動は変えることができます。

なので、問題は本人にあるのではなく周りにあると私は考えます。もしA君の能力でできるはずのことを、私がさせてあげられないのであれば、それはA君の問題ではなく私の力の問題です。

セラピーに対して私は常に、彼らに(もちろん能力に応じて)課題を与え、そしてそれを獲得させることに責任を感じて行っています。獲得できるまで方法を検討し続けます。その作業は根気と忍耐と愛がないとできません。

しかし、彼らは必ず応えてくれます。その経験があるから、私は子どもたちも、そして自分も、信じることができます。

まだまだ力不足なことも多くありますが、全身全霊で困難をぶつけてくる子どもたちが私の先生となって、セラピスとしての力を引き上げてくれます。なので、困難大歓迎!困らせてくれてありがとう!ぐらいの気持ちで、向き合っています。笑

だんだん長くなってしまいましたが、ABAが浸透していない日本ではまだ、解決できない問題を「本人の問題」(例えば、本人が「こだわりが強いから」、「癇癪を起こすから」「外にでることができないから」~できない。)と考えている節が強いように感じるので、「周りの環境、対応の仕方が変われば行動は変わる」ことがたくさんあるよ!ということをA君のケースから書かせて頂きました。



A君も、まだまだ第一関門ですが、ここをきっかけにこれから毎週学校に行き、外食の次は学校を好きになってくれたらいいなと思っています。



長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂きありがとうございます!



ではまた^^



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