発達障害・不登校のお子さんのためのLight House* -13ページ目

発達障害・不登校のお子さんのためのLight House*

Light Houseでは、不登校や発達障害を持ったお子さまに対し、応用行動分析(ABA)を用いた訪問型の療育サービスをおこなっています。

私は少し前に、不登校に長年取り組んでいる組織の勉強会に参加してきました。

今日はそこで感じたことについて書いていきたいと思います。



その勉強会は、「子どもが家にこもっていることを喜んでください」という言葉から始まりました。


その言葉に私はとても衝撃を受けました。

「家にこもっている」というのは、家が安心できる場であるからできることであり、「学校へ行かない」という意思表示ができることは素晴らしいということでした。なので、受け入れてあげましょう。と。考えとしては分かります。

私自身「学校へ行く」こと自体が良いことであるとも、悪いことであるとも思っていません。
なので、既に小学校で必要最低限の学習は終えている、中学生以上の「不登校」については、そこまで問題視していなく、「学校に通うこと」に意味を見いだせないまま通うより、本人の意思を尊重して、他に価値を見いだしたものに情熱を注ぐ方が良いと思うこともあります。(あくまで個人的には。)

しかし、「この子の不登校を解決してください」と言われたら話しは別です。

私はABAセラピストとして、セラピーを開始したら、本当に真剣に向き合うけれど、その子の人生に一生かかわっていくことは、難しいかもしれません。
なので、どんなに私の考えがあったとしても、それだけで方向性を決めることは全く無責任なこと。

本人の希望、保護者の方の希望、支援者として本人にとってベストな道筋を考え、それぞれの意見を摺り合わせて計画を立てていきます。

そして、支援を開始したら、私は意識的に「受容」という言葉はほとんど使いません。前提としてはもちろん持っています。(必要な場合は使うこともありますが、あくまで限定的です。)

セラピストとして、確実に結果を出していかなければいけない立場で「受容」という言葉はある種の逃げのように感じている部分があるからです。

セラピー代は決して安いものではなく、親御さんは切実です。
確実に結果を求められています。

セラピーは前回も書いたように、紙を1枚ずつ重ねて行くような根気のいる地道なかかわりです。
しかし、重ね続ければ確実に厚くなっていきます。
「上手くいくかいかないかはその子による」というあいまいなものではありません。

「受容」はもちろん大事なことです。
しかし、それを不登校を解決する立場のものが、不登校を解決する方法として声を大にして言ってしまうことに違和感を覚えます。
そういった支援は、あるいは上手くいくこともあると思います。
しかし、どれだけの時間がかかるのでしょう。それだけ長い期間、お金を払い続けて頂き、その結果上手くいくかいかないかはその子次第では、どうなのかなと感じてしまいます。

シビアなことを書いているし、今の日本では共感してくださる方は少ないかもしれません。

しかし、かなり大きな組織の勉強会でさえ、「受容」という言葉を繰り返していたことに、日本の遅れを感じざるを得ませんでした。

私が今までセラピーを行ってきた方たちのセラピー継続率は95%以上(目標達成による卒業を除く、1年以上の継続)ですが、そこからも親御さんが私に「結果」を求めていることが分かると思います。

子どもたちが、出て行かなきゃならない社会は、現実は、とても厳しいですよね。
しかし、その現実で生きていかなきゃいけないんです。私達はそれを忘れてはいけない。
助けてくれる人はいるかもしれないけれど、時にいないかもしれない。

子どもの時のように、いつも誰かが守ってくれるわけじゃありません。

彼らの力を、最大限引き出す。

そうして本人が本当の意味で幸せを見つけられるよう、自立する力をつけてもらうことが、支援者が一番考えなきゃいけないことですよね。



できることを少しずつ増えてくると、周りに褒められたり、認められたり、自然としていきます。
そうするとだんだん自分に自信をつけていってくれる様子が目に見えてわかります。
自己肯定感がどんどん育っていきます。
そうやって、今まで「自分なんて」って思っていた自分を好きになって、より人生を楽しんでほしいと思っています。

私にできることはまだまだ微力ですが、いろんな方と協力して、これからもできることを精一杯やっていくつもりです。

一緒に協力してくださる方がいましたら、是非お声をかけてくださればとても嬉しいです。
できることはたくさんあるはずです。一緒に考えましょう^^

まだまだ日本の福祉や教育のことで思うことは日々色々ありますが、
でもだからこそできることがたくさんありますね!

今日の内容は、批判的な部分を含んでいたと思います。もし不愉快な思いをさせてしまった方がいましたらとても申し訳なく思います。もしそのような方がいましたら、是非同じフィールドで日々奮闘しているもの同士、知識や意見を交換しましょう。
良いものを取り入れ合って、協力することが日本のために必要なことだと思います。

では、今日はこの辺で。