「ブランカニエベス」
監督:パブロ・ベルヘル
出演:マリベル・ベルドゥ、ダニエル・ヒメネス・カチョ、マカレナ・ガルシア、他
<あらすじ>
人気闘牛士の娘・カルメンシータは生後まもなく母を亡くし、その後父が再婚。
ところが継母は非常に意地が悪く、カルメンシータは継母にひどい目に遭わされながら育った。ある日、継母によって危うく殺されかけた彼女は「こびと闘牛士団」の小人たちによって助けられ、ブランカニエベス(=白雪姫)という名で一座と一緒に見世物巡業の旅へと出発する。
やがてカルメンシータは、女性闘牛士としての才能を開花させていくが…。
<感想>
2014年1本目はこの作品でした。なんでこんなクセのある作品を選んだのかは謎です。笑
確かスペインの作品で、全編モノクロでセリフもなし(テロップでセリフが映されるのみ)、さらに物語のコンセプトが「白雪姫+闘牛士」という少々ぶっ飛び気味な感じでした。
途中までは割とまっとうに「白雪姫」なのですが、ラストがここ数年観た中で確実にトップ3に入るほどの「うわぁああああああ」な終わり方でした(´Д`)あのオチ考えたやつ出てこいやー!
しかしあの終わり方は嫌いにはなれないです。想像の余地がある映画って大好き(´∀`)
ディズニーアニメ版「白雪姫」だと「継母がいじめる描写」は一切描かれてなかったような気がしますが(ボロボロの服着せて井戸掃除させてるシーンはあったけど、姫と継母が直接話したりしてる場面ってそういえば無いよな…)「ブランカニエベス」ではとにかく継母によるいじめが容赦ないことこの上ないって感じです。ドン引きレベルでした。
唯一ほっこりできるシーンと言えば「こびと闘牛士団」のシーンですかね。小人が6人でカルメンシータを入れて7人になるのですが、小人1人1人に個性があって観てて楽しめました。セリフないのにキャラ立ちさせるって結構大変だと思います。
「最近ハリウッド作品に飽きてしまった…」なんて人にオススメしたい映画です(*´∀`*)