ネガフィルムのカビ取り実施報告書
大変ご無沙汰しております。
久しぶりの作左衛門登場でございます。
さて
アルファクスクラフトワークとして現在何より全力であたっております所の映像制作、ですがこの基礎とも言うべきウチの過去実績記録が貧弱な事。
それでも進めていたフィルムのスキャン→デジタル化でございますが、ここで困った事が発覚!
カビ・・・・
ネガのみならず銀塩系はカビが大敵、と知識にはありましたが全く無頓着にしておりましたら、特に肝心な画像が凄い事に!
で。
ネット等で調べて、フィルムクリーナーなるものを買いに行こうと決意したものの、昨日は関東地方降雪!
本日も降雪予報・・・
で、何ですかヤル気を削がれまして
「もっともカビならカビキラーでも使うか」
とかとか
まぁ仕方ないのでネットで買うか位に思っておりましたるところ
「消毒用エタノール」
何!
あ・・・
そっか!
で早速近所のマツモトキヨシへ・・・
それで早速・・・
かなり手荒ですが泣く泣くお蔵と思っていたものですから・・・
乳剤面にエタノールを吹きかけ・・・
15分程度しますと
奇麗になったじゃござんせんか!
すばやく水洗いをしてレンズクリーナーペーパーとテッシュで水気を抜きまして小一時間程乾燥させて再びスキャン。
昭和61年08月16日「そらち」上砂川駅退避中のショット。
これぞ我等の第一便ですが、その記念碑的一枚がこんな無惨に・・・
カビが色素を食い荒らして変色したのは仕方無いとしても、これなら見られる!
昭和62年03月31日C623機奇跡の復活!も・・・湯気に何か居る。絶対に居る。(そりゃそうですが)
色素が劣化して変色してしまっているのは仕方ありません
カビって嫌ぁ〜なところに生えるんですね
それが
こんな具合に!
もっとも高温多湿な段ボール箱に三十年とか放置していたのが悪いんですが、これも貴重な財産で、しかも今後の作品に使うものです。
十年前、全フィルムのデジタル化にチャレンジした事があります。
フラットベットスキャナーにフィルムスキャン機能が付いていた事に気付き、早速挑戦しましたが、一枚の読込に5〜6分・・・
三千を終えるまでに途方もない時間を要する事が判り断念した次第。
今はフィルムしか読めませんが15秒です。
それもTIFF画質で読み込む事も出来、むしろ元々のフィルムの「ど下手」がバレる危険すら感じるもの。
取り敢えず、肝心の画像達はカビ取り成功と言う事で報告終わり!
※差し当たり、大切なフィルムのカビ取り方法としてこの方式はお勧め出来るものではございません・・・確実を期するならば写真屋さんにご相談になられる事を強くお勧め致します!