元旦に鎌倉に初詣に来る、なんて、
そんな無茶はしない。
そろそろ落ち着いたかな、
と言う頃に ノコノコやってきた。
本覚寺の 十日恵比須。
この行列は、
こっちのお参りの行列、ではなくて、
福笹を求める人達のもの。
商売繁盛！ 家内安全！ チャチャチャン！
と、声を揃えて やってくれる。
我々は その横で売っている竹箒の
商売繁盛！を ひっそりと買って帰る。
主に商売をしている人達が
毎年 購入するものだが、
景気の良いことなら、
サラリーマンでも お願いしたいので。
皆さんまだ 福笹に並んでいるので
お神酒を頂くところは 手持ちぶさた。
お参りをしようと、旦那が先に
夷堂の階段に並んだ。
私は 下で 少し写真を撮ってから、
階段を上って 合流して、
ねえ、この手すりの紅白のテープってさ、
と
旦那に話しかけたら、知らないおじいさん。
えっ！？ と ニッコリされて、
慌てて見回したら、
旦那は もっと下の段にいて、
あきれて 私を見ている。
だって同じような 黒っぽいダウン
着ていたから、、、。
夷堂の裏に生えている この笹が、
福笹の材料に、なっているので、
福笹授与の テントの裏では、
笹に お飾りを付けていて、
福笹を リアルタイムで せっせと製造中。
そして、供給が 間に合わなくなると、
只今 夷堂裏の笹を 切りに行って、
福笹を 作っておりますので、
しばらくお待ち下さい、
と アナウンスされるんだな。
ここまで来たから、詣でて来ようと、
八雲神社に 向かうことに。
アパートの奥に 何かの遺跡。
こういう土地って、どうすればいいの？
何の跡地だか わからないけれど、
無下に取り壊すのも 怖い気がするし。
今年になって 初めて詣でるから、
初詣。
コロナで 軒並み 使用禁止になっていた
手水舎も ほぼ復活。
地元の方々は とっくに初詣を
済ませているのか、
静かな 境内。
横にある神様にも 初詣して、
よせばいいのに、
ちょっと 行ってみる？
見晴台までなら、すぐだし。
まだ味や匂いが わからない私が、
腰だの膝だのの 骨をずらしまくりで
整体の先生に、一生通え！と言われた私が
初ハイキングコース、行ってみちゃう！？
尾根が見えているほど、小さな山たが、
その分 ぐんぐん上る山道だ。
そして 私はと言うと、
おかしい、息が苦しい。
尾根はもうすぐだし、普通なら
登りきるところだが、
勇気ある？撤退を選んだ。
曇っているから、見晴台まで行っても
きっと富士山は見えないな、
と言う理由で 旦那も撤退を了承。
記念に、
椿を撮っておいてね、と 旦那に頼んで、
私が先に 降り始めた。
途中で、背後に降りてきた旦那に、
ここの階段ってさあ、と 話しかけたら
知らない おじさん。
えっ！？と ニッコリして、
黒っぽいダウンのおじさんは
私の横を通って 降りていく。
えっ！？ 誰かいませんでした？
と 慌てて 山道を見上げたが、
旦那の姿は まだなくて、
気まずさだけが 残る。
しばらくして ようやく降りてきた旦那に、
また 知らないおじさんに
話しかけちゃったでしょ！
と キレた。
確実に旦那もすれ違っていたはずなので
思い当たったらしく、
一日に 2回も、大丈夫！？
と 言われた。
よく考えたら、男の人達、9割が
黒っぽいダウンやコートを
着ているじゃない！？
もう、そのダウン、禁止ね！
次に買う時には、黄緑とか、水色とか、
目立つ色にしてね！
自分の注意不足は 棚にあげて、
黒っぽい上着禁止宣言、しておいた。
若宮大路沿いでは
すでに 水仙が咲いている。
元旦には何万人も通っただろう、段葛。
平日の午前中だからか、静かなものだ。
そして いつものフォーでランチ。
帰りがけに お店外まで
お見送りしてくれた お店の人が、
あ、そうそう、また、２月に
お店 お休みしますので、、、
と 申し訳なさそうに言ってきた。
このお店は、以前、
ちょっと 夏休みをいただきます、
と言いつつ、ずるずると一ヶ月以上
休み続けたことがある。
もう開く時期だと 何度か来てみたが、
その度、お店も 何度かにわたって、
張り紙や ホームページで
延長に次ぐ延長をした 過去がある。
えっ、また！？ 今度も長いの？
と 聞くと、
旧正月なもので、中旬からしばらく、、、
と、コックさん(多分旦那さん)を指差す。
またベトナムに帰っちゃうのね、わかった、
中旬は注意しておくわ、と 手を振った。
そうか、旧正月か、、、。
神様にお願いすることは
世界平和、だけでは足りないな。
元旦からの 地震、津波、火事、そして
インフルエンザと、未だに くすぶる
コロナ、だけで もうたくさん。
今年の旧正月の 人々の大移動で、
変な疫病が 流行りませんように！