いとこ & 叔父さん、 鎌倉ツアー | あまりりすん 鎌倉walk&とーく 時々お片付け

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観光と実益を兼ねて、鎌倉を歩いています。最近の鎌倉や、昔の鎌倉の想い出を あれこれと。そんなお散歩ブログです。

木曜日、冷たい雨の中、予定通りに、
いとこ&叔父 ツアー、開催。

とはいえ、鎌倉で 朝食から食べよう!
と 言ってきた いとこと、

朝早いのは ちょっと、、、
でもって 夕方に 仕事はいったから、、、

でも、絶対 行くから!
ランチだけは 行く!

とか言ってきた 叔父との
プランのすり合わせが、難しすぎる。

すったもんだの やり取りで、
お昼頃には 着くと思う、

という アバウトな叔父を受け入れ、
とりあえず いとこ朝からツアー、だ。

朝 9時過ぎに 鎌倉駅に現れた いとこを
そのまま 駅前から バスに押し込む。

えっ?えっ? 私たち どこ行くの?
と 言っている いとこと、

鎌倉のはずれの、
泉水橋で、降りる。
 
まずは、ツバキ文具店、ゆかりの、同名の
魚屋さん、が 実在するのに 感激して、

山に突き当たった所の、糀屋さんに行き、
いとこは、身体に良さそうな朝食を、

私は ロールケーキ&ホットジンジャーなる
甘糀入りの ドリンクで再会を祝す。

そこで 朝っぱらから わいわい
お喋りしてから、明王院へと向かう。

寒い雨の中、寒そうな川には、


何故か 水中で休む、鴨達。

なぜ、よりによって水中?
寒くないのかね? と言ったら、

羽毛だからね!と いとこ。上手い!
 

まず、明王院脇からの ハイキングコースの
入り口を 見せに行くと、

いきなりの山道、に、ハイキング行きた~い
なんて甘い事 言っていた いとこが、

本当に山道なのね、いきなりなのね、
と 心を入れ換える。

そして、明王院の境内に入ると、
銀杏は!?イチョウはどこよ!?

と 叫び出し、バッグから、写真家だった
祖父の 鎌倉の写真集、を取り出し、

明王院のページを めくり、
ほらっ!と 指差した。

そこには、藁葺きの本堂の上に
覆い被さるような

黄色の イチョウの大木が 映っていたが、
今は 見当たらない。

この、藁葺き屋根と、黄色いイチョウの
紅葉を 楽しみに来たのよ! と騒ぐ。

30年前に出版された本を ガイドブックに
するの、やめてくれない?

鶴岡八幡宮の大銀杏だって 倒れたのよ、
植物だって、変わるわよ! と言うと、

ようやく、そうね、そうね、台風も
多かったからね、と 諦めた。

そのあと、目的だった、明王院の塗香、を
買おうと、呼び鈴を鳴らした。

出てきた方から 塗香を買っている時、
イチョウはどうしたんですか!?

と、いとこが いきなり聞いたら、
ああ、大イチョウですね!と

その女性は 靴を履いて 出てきて、
案内まで してくれたのだ。

鶴岡八幡宮の大銀杏に 次ぐ位の
樹齢だったが、年々 弱ってきていて、

何年か前の 台風で、倒れた、が、今は
ひこばえが芽吹いている、と。

皆で、ひこばえを確認してから、
祖父の写真集の 30年前の大銀杏を見て、

まあ、昔はこんなに立派だったんですね!
と 逆に感激された。

この日は 毎月の護摩供養の日だったので、
1時からです、いらっしゃいますか?

と言われたが、いえ、それはちょっと、、、
叔父と 待ち合わせているもんで、と

明王院を後にして、裏道から
浄妙寺へと 向かった。


浄妙寺の中にある、洋館のレストランで、
パンを買いながら 叔父の到着を待った。

間もなく、浄明寺バス停で 降りたよ、
と 叔父から電話があったので、

じゃ、入って、坂を登ってここまで来て!
と 言って、すぐに、店員さんに、

来ましたから、席、お願いします!
と、一階の 最後の空席を 押さえた。

暫くすると、叔父と同じバスから降りたと
思われる人々が どどーっと、到着して、

二階まで 満席になり、最後に到着した
一組は、入り口で、待つことになった。

危ない、危ない、危機一髪だった。

10年前に 生まれ育った鎌倉を離れた
叔父は、今の鎌倉、を 知らないので、

観光地のランチ事情を なめていて、
バスを 降りた人々の中で、

一番最後に、紅葉なんか 眺めながら、
のーんびりと 坂を登ってきていたのだ。

バス停に着いた、と 聞いた時点で
席を 押さえていなかったら、

今頃 外で、一時間の
順番待ちだった。

何年か越しで 実現した、
いとこ&叔父 鎌倉ツアー、だった。


独身の叔父は、美味しかった!と
両手に華!でのランチを 堪能し、 


ランチを 待たずに済ませた お陰で
余った時間で、一条恵観山荘にも寄れて、


ドンピシャの紅葉を 見られた。


スマホの写メ、デビュー、のいとこに、
写真家の息子らしく? 指導が入り、

こっちから撮った方がいい、とか、
この角度であの木を入れて、とか、

構図まで 指定していた。


鎌倉は、まだちょっと 全体的な
紅葉には 早かったのだが、

ここだけは 別世界の様に
紅葉のピークだったので、

二人とも 言葉を失って
散策していた。


ね、良かったでしょ? と、
まるで 紅葉が自分のお陰、

の様に えばりつつ、


ランチだけで帰るから、とか言っていた 
叔父に 恩をきせる。


一般公開されたのが 一昨年前からだから、
10年前に 鎌倉を離れた叔父が

来たことがある、わけはないのだ。


うん、いいよ、ここは いいね、


と感激して、写真を撮る 写真家の息子に
私も 満足。
 

浄妙寺のレストランにしろ、
この庭園にしろ、

10年前には 公開されていなかったので、
いつから?いつから?と叔父が聞いてくる。

ランチの時には、鎌倉通を
ひけらかしていた 叔父も、

帰りのバスでは、鎌倉の変貌ぶりに
気づいていたと思う。

鶴岡八幡宮前、で いとこと私は
バスを降りて、

そのままバスで 駅に向かう叔父に
手を振ってお別れすると、

まず、クルミッ子のお店に 突入。

いとこは 手慣れた感じで、
さっさと お土産を買い込むと、

用意してい来た ショッピングバッグに
お土産を入れる。

さあ、次!

朝のバスで、突然宣告された、
小町通りのお香屋さん、での お土産。

え、梅花はんぺん、じゃなくて?
あ、それも、買うけど、と、言われていた。

寒い雨のせいで、いつもよりは
小町通りも すいていて、

お店も探し易くて、
すぐに お香屋さんを見つけて 入った。

二人で気に入った匂いが一緒で、
匂い袋に入れる 同じ香りを、購入。

いとこは お香セットも購入。

店を出たら、いとこが、
そうそう、鎌倉何とかの、何だっけ?

と 言う。

もしかして、鎌倉いとこの キンツバ?
あっ、そう、それ。

以心伝心で、良かった。

これも いとこにしては
新しい お土産バージョンだ。

どうやら、今回は、パンフレットや
ガイドブックで、予習をしてきたようだ。

キンツバ、5種類お買い上げ。

ここまで来たら、と、駅前まで行き、
いつもの 梅花はんぺんを購入後、

時間が余ったから、お茶をしようと
お汁粉&あんみつ、の 古民家へ。


駅近の小町通りからちょっと入った
路地に、まだ こんな老舗があるのね!

と 感激され、寒いから 二人して
お汁粉。

その写メを 帰りの電車に揺られている、
叔父に送信。

今や、自分が知っている 数少ない
懐かしいお店、だったらしく、

感激した叔父から、知ってます!そこの
おばさん、お元気かな?と、返信がきた。

叔父さん、通っていたのね。

さらに 時間が余ったから、
昭和な感じの 丸七商店街、を抜けて、

レンバイやら、フォーの店、を 確認し、
御成通り、に 回り、

出汁ソムリエのいる韓国料理のお店、の 
看板のメニューに 見入っていたら、

どうぞ、いらっしゃいませ、と
背後から 声をかけられた。

その男性は ニコッとしてから、
韓国料理のお店に 入っていった。

ああ、びっくりした!
このお店のオーナーだ、ご主人の方。

我々は、こうやって、
余った時間も 無駄にせず、

次回のツアーの ランチのお店を、
チェックしておくのだ。

それでもまだ 帰りの電車まで
中途半端に 時間があったので、

わざわざ ちょっと戻って,
いとこが興味を示した 古着物屋さんへ。
 
古着物だけでなく、帯やら、端切れやら、
その 帯や着物地で リメイクした

様々な、袋物やら、バッグやら、
洋服?等も 売っている。

我々は、小学校の入学式には 
まだ、親が全員 留め袖を

着てきたような 世代、なので、
親は たくさんの着物を 持っている。

いとことは、母親達が 姉妹だから、
趣味の思考も 似てきてしまう。

わあー、懐かしい、昔あったよね、とか、
この絞り、いいよねー、とか。

店内に響く会話を 嫌でも聞かされていた
オーナーさん?に、

いとこさん、ですね? と 推察された。

ミシンを 買ったのよ!
でも、一度も使ってないの!
 
と 威張るいとこ、が、この着物見てたら
創作意欲が、湧いてきたわ、と言っても

説得力が、まるでない。

片や、直線縫いなら 何とか、だけど、
帯とかは 特殊な、ミシンじゃないと

縫えないでしょ? 固くて、
と 言っている私。

そうです、針が折れちゃいます!
と オーナーの女性に言われて、

作るより、買おうと、モダンな柄の
羽織を、面白いからと、1600円で購入。

冷たい雨の中、珍しく すいている鎌倉の、
御成通りの 路地裏の古着物屋さんに

この日 立ち寄る人は 多分少なくて、
いとこが 私を じっと見つめて、

〇〇ちゃんが 今日、あのお店の
初めてのお客さん、だったと思うよ、と。

そ、そうなの? 良いことした?、私!?

早めにホームに上がり、いとこが 恒例の
鯵の押し寿司を、2つ購入した、

と 思ったら、はいっ、って
ひとつを 私にくれたのだ。

長男が 1ヶ月に渡る出張中、で、
旦那と二人だけ だから、

ご飯炊かずに、夕食、これでいいや!
と 言って、いとこの次に 私も買う気で、

千円札を 握りしめていたのだが、
今日のツアー料、らしい。

有りがたく頂戴して、大船駅で 座れて、
お土産でパンパンの袋を 膝に載せた、  

いとこに、ホームから 手を降り、
本日のツアー、完了。


後で、

『鯵の押し寿司、蒲鉾、フランスパン、
糀味噌、甘糀、等々を並べて

今夜の 夕食のメニュー 考え中』
と いとこに ラインしたら、

『うちも、長女が ビーフストロガノフを
作っていてくれて、

そこに 鯵の押し寿司、はんぺん並べて、
変な夕食、になった』と 返信が来た。

いやいや、お香をたきながら、デザートに
キンツバ食べれば 完璧でしよ!?