
「アバウト・ラブ/関於愛」
日本と中国の合作なのでテーマをどちらに入れようか迷いましたが、エンド・ロールが中国寄りな感じだったので外国映画にしておきました。テーマは便宜的に分けているだけなので、どちらでも良かったんですけど。
日中合作で、それぞれの国の俳優を起用して、東京・台北・上海の3つの都市を舞台に、異文化交流を通して描くオムニバス形式のラブ・ストーリー。フィルム上では出てこないけれど、それぞれの都市ごとにサブ・タイトル的なものがあって、東京編は出逢いを表す挨拶の言葉「イ尓好(ニイハオ)」、台北編は感謝を表す言葉「謝謝(シェイシェイ)」、上海編は別れを表す挨拶の言葉「再見(ツァイツェン)」となっています。
オフィにも書かれているけれど、それぞれが“愛し合う”ことではなく“愛する”というある種一方的な感情であったり行為を題材として、“愛について”描かれた作品になっています。脚本や監督、そしてキャストも異なる3本ではあるけれど、言葉の壁や異文化交流といった面では共通しているし、東京編・台北編・上海編という順番も、サブ・テーマにすると出逢い・感謝・別れの順番になるので、一組の男女の物語を3人の監督が別々の場所で、別々のテーマで撮ったと捉えると面白いのかも知れません。
「東京」
「SHINOBI」の下山天が監督。伊東美咲の演技というか、あり方はあんなので良かったんですかねぇ。それはさておき、話自体は未来への希望が溢れていて幸せな気持ちになれる内容。上海編の後に東京編を観るってのもアリでしょうね。まあ、DVDが出てからの話ですが。
「台北」
日本からは加瀬亮が出演。ほとんどが主演2人のやりとりで描かれるので、バディ・ムービー的な要素が最も強い、と言うか、バディ・ムービーそのものなのかな。3話の中では最も娯楽色が強く、楽しい内容。
「上海」
日本からは塚本高史が出演。塚本高史も好きだし、この作品でもいい味出してると思うけれど、この作品に関しては相手役のリー・シャオルーに尽きると思う。切なさに胸締め付けられる作品。
それぞれに良さがあって、逆に言うと好みが別れてしまうのかも知れないけれど、それがオムニバス作品というものだと思います。元々期待はしていなかったけれど、思っていたよりも良かったです。
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- 高橋 千秋, 長津 晴子, 易 智言, 山村 裕二, 沈 葦
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