四日間の奇蹟

「四日間の奇蹟」

原作はベストセラーになった第1回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作。映画を観ていてもストーリーの良さは感じることが出来ます。ただ、いまいち感動できなかった。SFモノだからですかね。心のどこかで「あるはずがない」と思ってしまってるのかも。

楠本千織役は1,000名以上のオーディションから選ばれた尾高杏奈が抜擢されたそうですが、この子の演技は素晴らしいと思いました。障害を持っている時の姿、ピアノの演奏(これはピアノ経験者を選んだんでしょうけれど)も良いけれど、何よりも健常者になってからのしゃべり方。元々のしゃべり方があんな感じだったから選ばれただけかも知れないけれど、石田ゆり子のしゃべり方の癖(イントネーション)がとても良く表現できていたと思います。ただ、石田ゆり子と中越典子の演技がねぇ…。二人とも好きなんだけれど、演技は上手くないですよね。それに引き替え、吉岡秀隆は憂いのある演技をやらせたら右に出る者が居ないんじゃないかってくらい様になってますね。

個人的に一番感動したのはラストの倉野夫妻(西田敏行・松坂慶子)のシーンでした。この作品での一番の見せ場はそこじゃないんでしょうけれど。

演出次第でもっと良い作品にすることは出来たんじゃないですかね。明らかに天候が悪いのに外で遊び続けてる時点で不自然だと感じる人は少なくないはず。