銀座テアトルシネマにて「故郷の香り」を観ました。

中国の山間の村を舞台に、若かりし頃の初恋と10年後に再会した主人公たちの切ない物語です。

スクリーンを観ながら、
「恋とは…」
「愛することとは…」
「愛されることとは…」
「幸せとは…」
ただただそんなことを考えていました。

純粋が故に人を傷付けることもある。人の優しさに触れた時に自分の過ちを後悔する。でもそれは過ちではなく自分の想いに対して純粋に行動した結果であり、見方を変えれば過ちではなく、むしろそこに正しい答えは存在しないのかも知れない。テーマとしてはありきたりだけれど、こういうのは嫌いじゃないです。

所々で説明してもらわないと意味の通じないような場面があったのがマイナスポイント。ただし、自分の理解力が不足しているだけという可能性も否定できない。

主人公たち三人の表情は微妙な感情を演じ分けていてとても良かったです。特にヤーバ役の香川照之は持ち前の演技力を存分に発揮していました。まあ、多少大袈裟すぎると感じる場面もありますが、この作品で東京国際映画祭の優秀男優賞を受賞しただけのことはあると思います。

いつだったか劇場予告編を観て気になっていたので観に行ったわけですが、結構お客さんが入っていたので話題作なんですね。佳作だとは思いますが、期待しすぎは良くないかな。