前回は肺と横隔膜の話でした!!
そして今回は口蓋喉頭筋(引き上げ筋)と輪状甲状筋(引き下げ筋)の話です!!
今回も色々なところから画像を使わせてもらいました(^^)
実際はもっと複雑だけど、歌に使われる最低限のパーツなので
「どこにあるか」とか「どうゆう動きをするか」を覚えてると
声を出した時に自分の声がどこにあるのかイメージをつかみやすいです!!
まずはちょっとリアルな横顔の図です!!
そして上の図を少し簡単にした図です!!
最初に!!
ボイトレ話し①で説明したように歌は共鳴腔を使って声を響かせることが大切です。
響きが使えるようになる為に一番大切な事は口の中の空間作り…いわゆる『喉を開ける』とゆう事が必要になってきます!!
①引き下げ筋を使って喉頭(こうとう)を落とす(喉頭は喉仏の事です!!)
※女性は喉仏がわかりにくいので舌の奥(舌根)が下がってるかを見られる事が多いかも…
喉頭と舌根はつながっているので、舌根が上がると喉頭も上がります。←結構重要!!
②口蓋喉頭筋(こうがいこうとうきん)を上げる(口蓋喉頭筋とは硬口蓋(こうこうがい)・軟口蓋(なんこうがい)を合わせた場所です!!)
わかりやすく言うと上前歯から口蓋垂(こうがいすい:喉チンコ)の間の筋肉、口蓋垂の周辺の筋肉すべて口蓋喉頭筋にあたります。
口蓋喉頭筋の中でも前らへんは硬く(硬口蓋)、後ろらへんは軟らかい(軟口蓋)です!!
歌ってて一番響きがカットされる原因は…声を出す度に舌根が持ち上がって口の空間が狭くなる事だと思うので『喉頭を下げる・口蓋喉頭筋を上げる!!』かなり重要なポイントです!!
次に喉頭の下げ方…喉頭の簡単な図です!!
喉頭で一番大きくでっぱってるのが甲状軟骨(こうじょうなんこつ)…男性の場合だと外から見える喉仏って言われてる部分です。
甲状軟骨の少し下には輪状軟骨(りんじょうなんこつ)があります。
その甲状軟骨と輪状軟骨をつないでる輪状甲状筋(りんじょうこうじょうきん)とゆう筋肉が引き下げ筋になります!!
あと甲状軟骨の中には声が作られる部分、声帯がある事も覚えてるといいと思います!!
喉頭の動きとしては輪状軟骨を軸に輪状甲状筋を使って甲状軟骨を引き付ける感じ!!
甲状軟骨は輪状甲状筋に引っ張られて点線のような下がり方をします!!
これが喉頭(舌根)が下がった状態です!!これは自分の力である程度下げれます!!
ただ喉頭(舌根)を斜めに下げたり、下げ方が少しでも違うと逆に声の通り道を塞ぐことになるので、舌根から喉頭まで垂直に下げて固定するのが一番です!!
そして引き上げ筋と言われる口蓋喉頭筋!!
口蓋喉頭筋も自分の力で上げれると思います。けど、喉頭を下げた時に口蓋喉頭筋が既に少し引っ張り上げられてる感じがしませんか?!無理に上げるより、喉頭を下げた時に自然に上がるぐらいがいいと思います!!
※ただ…喉頭を下げた後・口蓋喉頭筋を上げた後は、下げ続ける力や上げ続ける力は必要です!!
ここで思い出して欲しいのが、前回のボイトレ話し②で言った腹筋と口蓋喉頭筋はつながってるとゆう事です!!
流れとしては…喉頭が下がるから口蓋喉頭筋が上がる、上げた口蓋喉頭筋は腹筋を使ってキープするとゆうのが歌ってる時に最適な動きだと思います!!
※難しいけど、顎や舌や肩には力が入らないようにしないとダメです!!
ここまでが基本的な口の形…『喉が開いた状態』です!!
~余談~
喉頭には上・真ん中・下とポジションが3つあって…
ハイポジション(ヘヴィメタルetc)
フローティングポジション(一番多い歌い方と思います。)
ローポジション(オペラetc)
喉頭のポジション(高低)が変わると声帯の位置も変わり
声帯の位置が変わると音色(声色)も変わるので、
喉頭の位置は基本的に一定で動かない事が理想です!!
特徴的な歌を歌う以外は下げ過ぎず、上がり過ぎずの
フローティングポジションが一般的だと思います!!