乗り換えを繰り返し、初めて乗る私鉄の乗り場では何番に乗れば目的地なのか電光掲示板を見上げ、新鮮な景色に思わず脳内では初めてのおつかいのBGMが流れる。どーれみふぁーそらしーどー♪
どの出口が正解なのか分からなくて改札出た所でステイ。着いたよってLINEしようとしたら、ちょんと触られる感覚と共に男性が目の前にスッと現れてビクッ!とした。ら、彼氏だった。
あ!眼鏡かけてる!珍しい!
眼鏡掛けてる姿はレアなので新鮮。
彼の案内で初めての土地を歩く。
あれが〇〇っていって△△とか色々入ってて、こっちには□□っていうデカい商業施設あって…
って、意外とめちゃくちゃしっかりガイドしてくれてビックリ。家の頼まれごとで買いたいものがあったので、よくある生活雑貨のお店へ。
こんなにスマートにエスコートしてくれる人だとは思わなかった…といえば失礼かもしれないけど、いつも私の方が土地勘ある所でデートしてたから本当に新鮮で頼もしく感じた。なんだろう、母親みたいな絶対的な安心感があるのは。
出逢った頃から変わらず、彼は歩調を合わせてくれるのでとても歩きやすい。加えて危ない事からは守ってくれるので非常に安全。
彼とショッピングは意外にも楽しかった。
一緒に暮らす時はこうやって1つ1つ仲良く相談しながら雑貨を一緒に選ぶんだろうなーって。
彼の優しさが随所に垣間見れた。
私の買い物なのにカゴ持ってくれたり、どれが使いやすいかなーって一緒に選んでくれたり。
面白かったのは必ず鼻毛シェーバーの売場で立ち止まる事。笑 よく鼻毛出てるもんね。笑
自分でハサミで切ってるらしいけど、男性って伸びるスピード半端ないらしく面倒らしい。
小さいクレーンゲームでお揃いのマスコットをゲットしたり、いろんな所を案内してもらったり、めっちゃ歩いたけどめっちゃ楽しかった。
暑いし2人とも汗だくやし、散策しすぎて疲れたので室内で休憩したいなと漫画喫茶に誘ってみた。漫画喫茶といえば、出逢った日に彼が連れて行ってくれた記念すべき初デートの思い出があるスポット。あの頃とはまた違った漫画喫茶になるのでは?と、ちょっと淡い期待をしていた。
彼が選んだのは鍵付き個室。
小声でなら喋ってもいいらしい。それは嬉しい。
エアコンが効いてて涼しい〜!
だけど一瞬で冷えて寒がってたら、彼がブランケットを持ってきて掛けてくれた。優しい!!
ブランケットに包まって暖を取っていたら、今度は彼が冷えてお腹ピーピーになった。ブランケットを差し出す、ピーピーカップル誕生に笑った。
個室の意味がない程に、漫画爆読みしていた。
ねえ!せっかく個室なんだから、そんな端っこに座ってないで、くっついて読むくらいしてもいいのでは!?甘えんぼ不満炸裂。隣で読みたーい!
私がシャアシャア不満撒き散らし始めたので、仕方がないなとばかりに体勢を変えてくれた。
これで良いのだ♪
ふたり並んでお隣で漫画読みたかった。←
ちょっと肩が触れて幸せだなぁ〜あったかいなーって思いながら漫画読みたかった。←
キリのいい所で彼の顔覗きこんでチュッてしてもらってまた漫画に没頭する。最高。
読み疲れたら仮眠。起きてまた漫画。最高。
はじめましてデートとあまり変わらず、やはり私達は2人揃って漫画ガチ読み勢でした。これならオープン席でもいいのでは?と思うくらいに。
自分で言うよ、なんて爽やかなんだ!
私の心の中はもうちょっとだけ下心あったよ!
イチャイチャくらいはするかなぁ?って思ったけど、しなかったyo!!
そんなデートでした。
お昼のお好み焼きも楽しかったし美味しかったなぁ。まだ行ってない所もあるから、次はそっち散策しよねって。
彼の育った地元の街は良いところでした。
すんごい色々解説してくれて、彼の通っていた習い事の教室だったり、よく行く場所、地元の話だったり、そーゆうのが知れて嬉しかった。
私の地元より全然便利で都会な街でした。
ちょっとモヤってたから、どうなるんだろうって少しはやっぱり心配もあったけど、そんなの全く気にしなくていいくらい彼が全力で優しかった。
嬉しかったなぁ