先日経団連会長の「もうこれ以上終身雇用を続けるのは難しい」という発言がニュースになりました。ネットを見る限り、経済界トップのこの発言に衝撃を受けている人も多いようです。

 

 

まぁそりゃそうだろうよ・・・と思います。終身雇用ってのは日本が上り調子の頃には抜群に機能したシステムなわけですけど、今じゃ時代遅れで企業の足を引っ張っているシステムなわけですよ。僕の先輩でも何の脳もないのに、定年までダラダラと何も貢献しないで会社員やっている人いますけど、後輩にとっても部下にとっても雇い主の企業にとっても金食い虫でしかないのですよね。特に今の50台後半以上の人って。もちろんすごい人も中にはいるのでしょうけど・・・。

 

 

経団連会長も言っていましたけど、新卒一括採用でずっと正社員というシステムも問題があって、その一方で知識もスキルもある人がなかなか中途で会社に入れないという問題があります。これなんか本人にとっても社会にとっても宝の持ち腐れなわけですよ。日本に社会は敗者復活ができないシステムになっています。それは本人にとってはもちろん、国にとっても大きなマイナスです。一度社会で失敗したって能力のある人間は年齢にかかわらず雇ってあげて有効活用すればいいんですよ。

 

 

そういう優秀な人を雇って新卒の無能なんか雇わない方が企業にとって良いと思うんですけどね。欧米みたいに実力主義に同一労働同一賃金を実現すれば日本の経済は今よりはマシになりますよきっと。そうすれば外国人労働者なんて思っているほどいらなくなると思います。仕事にあぶれている中高年なんていくらでもいるわけで、その中でいろいろなスキルを持っている人もいくらでもいるわけです。それを新卒じゃないから採用しないなんて社会にとって損失ですよ。

 

 

まあ多少は経済界も目が覚めてきたんじゃないでしょうか?今回の経団連会長の発言に戦々恐々としているのは、ただ会社にしがみついて退職金だけもらおうとしている無能な連中だと思います。もし有能な人なら終身雇用なんかに頼らなくても戦っていけるはずですからね。