今日は久々にSKEについて書いてみようと思います。SKE48はAKBグループの中では、長女をAKBとするなら、次女にあたるグループです。2014年には単独でのナゴヤドームでのコンサートも成功させました。かつてはとても輝いていたグループです。


その全盛期は2013年の紅白に単独で出場した頃だと思います。当時はメンバーも強力な布陣で、紅白のパフォーマンスは圧巻でした。ただその全盛期に若干の綻びが見られていたのも事実で、その後は主要メンバーの卒業が相次ぎ、CDの売上も右肩下がり、コンサートの規模も縮小と残念な感じになっていきました・・・。


原因は色々あるとは思うので市が、個人的に思うのは当時の主要メンバーのいわゆる"アイドルというものに対する意識"が低かったというのもあります。テレビにも出れて、努力すればタレントとして一人立ちできる才能がありながら、よくわからない理由で卒業していくメンバーが多すぎました。アイドルが仕事ではなく部活感覚だったのかもしれません。僕は一ファンとして、それが悲しかったですね。


あとは地方グループの悲しいところで、歌番組以外の仕事が少なすぎたというのがあります。劇場がある分変な地下アイドルよりは恵まれていますが、やはり劇場と握手会だけでは、モチベーションが上がらないのかもしれません。特に非選抜メンバーだと歌番組にも出られませんから、余計に仕事が無くなります。


そんな悪影響もあり、有望な若手がどんどん辞めていったのは、もう痛すぎます。特に当時期待の若手でテレビなどでも積極的に起用してきた菅なな子ちゃんの卒業がグループにとって痛すぎました。その後の若手の辞めるスピードの速いこと・・・。これじゃグループが停滞して当たり前ですね。おまけに去年はツートップの一人である松井玲奈ちゃんが卒業しました。


今は松井珠理奈ちゃんのワントップ体制ですが、ワントップはきついでしょう。今若手を育てようとして躍起にはなっているのですが、目に見えて結果は出ていません。


これは何もアイドルグループだけの話ではなくて、企業でも言えますが、業績が盤石な時期にこそ次の手を打っておかなくてはなりません。今は調子が良いからといって、そのままにしておくと一瞬何かが綻んだときに崩れてしまいます。バブル期とバブル崩壊後の日本企業を見てみるとよくわかる気がします。ただそのあたりは後になってから気づくとうことが多いのでそこがやっかいですが。つまり全盛期に自らの綻びを見つけ対策を打つことは難しいです。


組織の舵取りをするということは、極めて難しいものだと実感させられます。SKEに関しては逆境だらけの現状ですが、強い意志をもってアイドル人生を全うするという人材が1人でも多く現れることを切に願います。