今年一番大きな世界的なニュースになりそうなのが、イギリスのEU離脱ですかね・・・。日本にとってはマイナスの影響しかなさそうです。
思えば高校時代に世界史を勉強していたときに、イギリスの世界史における存在感の大きさに圧倒されたものです。今の国土は日本と変わらないくらいの島国という印象でしたからね。
イギリスは大英帝国といわれ、積極的に世界で領土の獲得を進め、20世紀初頭には世界の4分の1を手中に収めるほどの国でした。その領土の広さに「日の没することがない国」とまで言われていました。時は過ぎてアメリカやドイツまたは日本などが発展するにつれ、その地位は相対的に落ちてきましたが、まだまだ世界的な企業もあり、ロンドンは世界的な金融街として存在感を保っています。EUに参加していますが、通貨はユーロを使わずポンドにこだわっていて、プライドの高さもうかがえます。
さあてイギリスは以前からEUを大きく問題視していました。EUは加盟国内の経済格差が大きく経済規模の大きいイギリスは損な役回りをさせられることが多いのです。ギリシャなどの貧乏な国に補助金などの名目で大金を吸い取られてしまいます。分かりやすく例えると、イギリスが出したお金でギリシャの高速道路が作られている感じです
またEUには人"に関する"困ったルールがあります。それはEUはEU域内の国籍を持つ人ならどの国に住んで働いても良いですよというルールです。これによりEUの貧乏な国から裕福なイギリスに大量に移民がやってきてイギリス社会は大問題になりました。突然英語もしゃべれないような貧乏人が大量にやってくるわけですから、そりゃ混乱しますよね・・・。
他にも問題は色々あるようですが、そんなこんなで国民投票を行い、イギリスはEUからの離脱を決めました。ただビジネスの面からはマイナスになることも多いと思われます。実際にイギリスの通貨ポンドは急落して、日本の円が急騰しました。日本にとっては大迷惑ですね。
今後どうなるのかわ誰にもわかりませんが、今回のイギリスのEU離脱の一件は世界史の教科書に載るのは間違いなしの大事件です。