夜間の足つりが
増える季節ですね
漢方薬では
芍薬甘草湯が有名ですが、
整形外科でもよく処方
されているので、
芍薬甘草湯は覚えてなくても
ツムラの68番といえば
もはや方剤名か?
というくらい
知っているという方も多い
と思います
先日
日経DIクイズに
芍薬甘草湯がこむら返りに早く効く理由とは
というのが出ており、
即効性が認められる根拠として報告されているものとして
・芍薬の成分であるペオニフロリン
・傷寒論
スポーツなどによる外傷がない時のこむら返りに対する処置は
・温めたタオルや温浴で患部を温める
・患部をゆっくり伸ばす
というのが解答でした。
方剤名から分かるように
芍薬甘草湯には
甘草が入っていますが、
甘草は過剰摂取していると
塩分や水分の貯留による
高血圧やむくみ、
低カリウム血症による
手足のだるさや脱力感など
副作用が起こることがあります
芍薬甘草湯は
即効性があるので、
定期服用ではなく
症状が出たらすぐ服用の
頓服がおすすめ
です
冷えや気血不足があり
血流が悪いなどで
足つりの回数が増えて
芍薬甘草湯の服用回数も
増えていらっしゃる場合には
原因を改善する漢方薬も必要です
是非ご相談くださいね