先日からDMをお送りしていますが
ブログできちんとお知らせ記事を書いていなかったので改めて🙇♀️
逢魔がとき
3rd LIVE
『さみしい王女』
開催のお知らせです。
逢魔がとき(おうまがとき)とは
昼と夜がゆるく溶け合うように、
文学と音楽が曖昧に交差する時間・空間を
お届けするライブユニットです。
台詞のように歌を、歌のように台詞を
奏でたりつぶやいたりして
できる限りの背景の説明を取っ払って
ストレートに、透明に、
けれども角度を変えると景色が変わり、
受け手が身を委ねてそれぞれに
想像・創造する表現が出来ないかと思い
わたしが才能に惚れ込んでいるふたり
小林依通子、小澤時史に声をかけて
実現した奇跡のユニットです(笑)
宣伝ビジュアルを撮影してくれている
Hirotomo氏。
彼の写真は逢魔がときの世界観を
繊細に、複雑に、表現してくれていて
もはや逢魔がときにとって
なくてはならない存在です。
俵万智さんの短歌の絵本を
取り上げてお届けしていました。
今回は、
金子みすゞさんの童謡集
「さみしい王女」
ひとつの大きなテーマに沿って
詩を選び、並び替え、
ポップス、ミュージカル、合唱曲など
歌を重ねたり、寄り添わせたりして、
流れるようなストーリーにしました。
ある時は、詩が歌に色を加えたり
またある時は、歌が詩に輪郭を与えたり
詩と歌が出逢って
あたらしい何かが生まれているのを
感じて頂けるのではないでしょうか。
「私と小鳥と鈴と」や
「こだまでしょうか」など
こどもの目線に立ったような、
やわらかいことばづかいの詩が
広く知られている詩人です。
ですが本当のみすゞは
別れた夫に
愛娘の親権を強硬にうばわれ
それに抵抗するかのように
娘を自分の母親に託すように
懇願する遺書を遺して
26歳の若さでこの世を去った
壮絶な人生を歩んだ女性なのです。
彼女にとって
いのちとは、こどもとは、
どういうものであったのか。
いきるとは、うしなうとは、
どういうことであったのか。
このライブでは
彼女の人生を辿るという形ではなく
彼女の生きた証である
言葉たちをお借りして、
新しく様々な言霊を吹き込もうという
挑戦のライブになるのだと思います。
そして全幅の信頼を寄せているふたり、
小林依通子の歌声は
変わらず澄んでいて清く
かと思えば暗闇に吸い込まれそうにもなる
ブラックダイヤモンドのようで、
小澤時史のピアノは
音色が景色を紡ぎ出す魔法のピアノです。
このふたりとやりたいなと思ったのは、
そもそもミュージカルってなあに
と思ったところから始まっていて、
台詞には収まりきらない感情の昂りを
歌や踊りで表現するのがミュージカル
だとわたしは考えていて、
そうではない単純な「音楽入り」の
芝居もいまたくさんありますが
(それを非難するつもりは一切ないです)
じゃあその、
ミュージカルになる手前のもの。
台詞と歌の垣根を極限までなくして
自由に行き来できる表現方法。
ってどんなものだろう?
というところから始まっていて、
それが出来るのはこのメンバーなんです。
こんなに自信たっぷりに
オススメしているのは
わたしがやりたくてやってるからです(笑)
わたしが表現したいものを
表現するライブだからです。
逢魔がときは
わたしと依通子の表現したい世界が
なくなったらやらなくなると思います。
本当にやりたいものを探す時間が必要で
だから年に一度が精一杯なのです。
会場の四谷天窓さんにも
第1回目からお世話になっているのですが
レトロでやさしい雰囲気の店内、
ことばや音色を包み込むような明かりや
ページをめくる音まで届けてくれるような
音づくりなど、
一緒に作品をつくってくださる方々です。
四谷天窓、ですが、最寄駅は
高田馬場駅なのでお間違いなく。
もしご興味持っていただけましたら
ぜひぜひお気軽にお越しください☺️
逢魔がとき 3rd LIVE
「さみしい王女」
9月28日(木)
19:00open / 19:30start
@四谷天窓(高田馬場駅)
おとな ¥3,800 / こども ¥2,000
⬇︎ご予約フォーム
https://www.quartet-online.net/ticket/samishiioujo2017
ご予約お待ちしております😊
逢魔がとき・井坂 茜