読んだ本の数:3冊
読んだページ数:857ページ
ナイス数:14ナイス

戦前の華族の暮らしぶりは読んでいて面白く、あまりに住む世界が違っていて興味深い。同級生との会話が自分の戦国時代や江戸時代の祖先の歴史の教科書に出てくる様な話で、その言葉の端々から華族たちの自負する一族の誇りが現れている。結婚感にも平民には計り知れない「貴族感」みたいなものがあるし、ベルサイユのバラでも読んでいる気分…。そこからの、戦後の華族解体となるも賢く逞しく生きる著者のしたたかな強さ。時代の波に飲まれずうまく乗った人だと感じた。私が特に気になった人物は照宮成子内親王。
読了日:2月11日 著者:酒井美意子

満州での話、引き揚げの話、昭和初期の「大学は出たけれど」「生れてはみたけれど」の流行語、その時代を生きた人のなまの声だと感じる。こうして「のこす」ことは思い出さなきゃいけなくて辛いこと。だけどこれからを生きる世代としては、出来るだけのこして欲しいと思う。
読了日:2月6日 著者:五木寛之

わたし好みの短編集。どの話も「死•別れ」に直面した「人生」のものがたり。後悔や苦味ももちろんある中で、雲の切れ間からかすかに届く月明かりの様なちいさな希望が描かれているのがいい。それを主人公が自らみつけていくこともあれば、なにかの拍子にぽん、と拾うこともある。特に好きだったのは「ゴミ屋敷モノクローム」。
読了日:2月5日 著者:荻原浩
読書メーター
古本市で買った
「ある華族の昭和史」が
とても興味深かった(*^_^*)✨
自分の知らない世界だからかな?
貴族や皇族が出てくる芝居とか
観る時にも思い出すだろうなー。
3月はもうちょっと沢山読みたい
井坂です。😊