旅ブロ。〜農村歌舞伎編〜 | 井坂茜ブログ!あかねこ★進化論*。
小豆島に初上陸ー!*\(^o^)/*
世界でいちばん狭い海峡
土渕海峡を見て、
中山地区にあるこまめ食堂で
オリーブ牛のハンバーガー♡
近くに農村歌舞伎の舞台がある
ということで、
行ってみよう~と話していたところ…
なんと、農村歌舞伎保存会の
会長さんがお茶してらして、
案内してくださることにー!☆

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舞台の奈落。
回り盆もせりも人力です!
戦時中は人手不足で、
牛に引かせていたこともあるそう。

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舞台からの眺め。
客席は屋根もありません。
ブルーシートのところが花道。
舞台下の鉢は、油鉢。
芝居の見せ場に照明さんが油を注ぎ
パッと舞台を明るくしていたそう。

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舞台の上には吊りもののバトン。
竹で出来ています。
舞台に花吹雪などを降らせる時に使う
ブドウ棚も竹を格子状に組んで
つくっています。

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客席から見た舞台。
茅葺き屋根が目印です。
数年に一度、満月とともに
お芝居が観られるそうですよ!

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これは「デコ」と呼ばれる人形で、
中山ではこのデコを使って
二人羽織の様に演じる
「デコ芝居」もありました。
この形態の芝居は全国でも珍しく、
起源や正しい使い方は
いまだにわかっていないんだとか。

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こちらは「座敷浄瑠璃」に使う面。

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「根本」と呼ばれる台本。
かつてはすべて
手書きで複写していたため、
役者は自分の台詞だけが書かれた
台本で稽古していたそうです。

右の黒いわらじは
武将の役が履くわらじ。
底が何層も重なっていて厚底に、
つま先は足袋が雨に濡れないように
毛がついています。

運よく会長さんにお会い出来たお陰で
普段は見られないところまで
たくさん案内して頂けました(*^^*)


中山農村歌舞伎の起源は
今から約300年前!
お伊勢参りに出かけた島の人々が
上方から伝えたとされていて、
明治•大正期には小豆島全体で
30以上の歌舞伎舞台があったそう!
芝居小屋も人気で、
神社の祭礼、還暦や米寿のお祝いで
一般の家で上演されることもあり、
島の人々にとって最も身近な
芸能として定着していたようです。

戦後、昭和30年ごろから
芝居に変わって映画ブームが到来、
またテレビの普及もあり、
たくさんあった農村歌舞伎の舞台も
今では2カ所だけとなりました。
中山農村歌舞伎は
島に伝わる文化遺産として、
香川県の無形民俗文化財に、
歌舞伎舞台は
国の重要有形民俗文化財に
指定されています(((o(*゚▽゚*)o)))

⬆︎買ったパンフレットを
めっちゃ引用しました☆笑

この歌舞伎舞台、
千枚田っていう棚田の真ん中に
あるのですー!!
千枚田は、映画『八日目の蝉』の
ロケも行われた場所です。
とにかくどこを向いても絵になる!
とっても素敵なところです。

それもそのはず、中山は
「日本の棚田百選」
「名水百選」
「にほんの里百選」
「美しい日本の歴史的風土百選」
などなどに選ばれているんですー!

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中山農村歌舞伎ではいまでも
年に一度上演を行っています。
今年は10月12日。
なんと!
…わたしの誕生日です。笑

なんだか運命を感じました♡
観に行きたいなあー。。


旅ブロ、つづきます(#^.^#)