タイム・フライズ | 井坂茜ブログ!あかねこ★進化論*。
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遅ればせながら…
 
ミュージカル
『タイム・フライズ』
無事に終幕致しました井坂茜ブログ!あかねこ★進化論*。-532a96fab017be35178d60d3db1b8140_ori.gif
 
劇場まで足を
運んでくださった皆様、
応援してくださった皆様、
 
本当に本当に
ありがとうございました井坂茜ブログ!あかねこ★進化論*。-6850.gif
 
 
千秋楽公演、
ダブルカーテンコールに
スタンディングオベーション。
 
2ヶ月間ずっと
はりつめていたものが
ふっと解けて
気付いたら泣いてました。
 
 
知念明海。
 
 
ミュージカル座さん
竹本さん作品3作目で
ようやく掴んだ
このチャンスが
 
自分で思っている以上に
大きなプレッシャー
だったんだなあ、と。
 
 
やっている時は
自分に出来ることを
ぜんぶやろうと
必死で、がむしゃらで、
もがいてもがいて
 
そんな私を
 
トラブルショーから一緒で
今回の知念役を
一緒に喜んでくれて
がんばれ、がんばれって
背中を押してくれた
まささん、ひろさん、
 
芝居の話はもちろん、
私がなかなか人に話せない
メンタル的なことまで
聞いてくれた同期の
智ちゃん、香織、
 
「茜の知念すきだよ」
って言ってくれた
尚ちゃん、まーぼー、
のんちゃん、
 
可愛がってくださった
劇団員の皆さん、
 
尊敬するダブルの
りんごちゃん、
 
楽しみにして
くださっていたお客様、
 
ここには書ききれない
いろんな人が
支えてくれました。
 
 
その中でも一番
私を支えてくれたのは
知念明海だったと
思います。
 
 
私と同年代の彼女が
背負っているものは
あまりにも重たくて
 
だけど私も同じだけ
ぜんぶ背負いたくて
 
沖縄のことを調べながら
泣き続ける日も
ありました。
 
 
でも
彼女の辛さと
前向きさを知った時、
 
私の悩みや苦しみなんて
ちっぽけに感じられて
 
彼女を生きることで
私は前向きで
いられたんです。
 
 
彼女が私の
生きがいだった。
 
そう、感じます。
 
 
役との出逢いも運命、
出逢うべくして
出逢ったんだなあ、と
彼女から教えてもらった
大切なことを並べてみて
思うんです。
 
 
知念だけじゃない、
 
あたたかく
迎え入れてくれた
神崎さん、
 
女性なのに堂々として
凛として憧れた
剣持さん、
 
参加の動機は問わないと
言ってくれた
古賀さん、
 
肩組んで歌ってくれた
中丸さん、
 
国際反戦デーのデモで
泣き出しそうな時に
スクラムを組んだ手を
ぎゅっと握り返してくれた
加藤さん、江口くん、
 
明るくて愉快な
芹沢さん、富田くん、
 
一緒に戦争反対を叫んだ
板岡さん、
 
恋する姿が可愛かった
信子さん、
 
駅までの帰り道が
楽しかった
花村さん、杉山さん、
えびちゃん、春ちゃん、
 
「沖縄返還!」って
叫んでくれた
大輔さん、
 
勇気をくれた
大作さん、
 
オフ芝居で
「沖縄は必ず返還されます」
と言ってくれて
まんまと泣かされた
哲平さん、
 
書ききれないけど…
 
 
みんなみんな
大好きだった。
 
 
本当に、別れが辛いです。
 
なんだか
私の中のほとんどを
知念が占めていた気がして
いまは井坂茜が
スカスカな感じです。
 
だけどきっと、
私の中にずっと
知念は生きているんだな
とも感じます。
 
 
打ち上げで竹本さんに
舞台に対する姿勢が
本当に真摯だったね。
と言って頂けて
 
私はただ
知念になりたい一心
だったのだけど
 
「真摯」
 
そんな風に
みてくださっていた事にも
感謝の気持ちで
いっぱいになりました。
 
 
知念の台詞は
ほとんど全部
初演とは違いました。
 
1幕の演説を聞くシーンも
2幕の哲平に
「米軍は出ていくんですね?」
と聞くシーンも
新しく出来たシーンです。
 
カーテンコールも最初は
信子さんと板岡さんの
2人だったところに
3人にして頂いたんです。
 
本当に本当に嬉しかった。
同時に、知念役の
責任の大きさもまた
再認識出来ました。
 
 
今の私に出来る
すべてを注ぎ込めたと
思います。
 
また出逢えたら…
いいなあ。
 
 
私にとって大切で特別で
かけがえのない
作品、役になりました。
 
タイム・フライズを愛し
共に育ててくださった
お客様にも感謝致します。
 
スタッフの皆様も
キャストの皆様も
本当に本当に
ありがとうございました!
 
 
 
井坂 茜