9月のまとめby読書メーター | 井坂茜ブログ!あかねこ★進化論*。
9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2340ページ
ナイス数:66ナイス

フィッシュストーリー (新潮文庫)フィッシュストーリー (新潮文庫)
『ポテチ』が一番すき!今村のキャラクターがいい。飄々として不安定でなぜか気になってしまう存在。血が繋がっていなくて体質も似てなくて、でも内面的な部分はしっかりお母さんに似て育ったんだなあ。『動物園のエンジン』は読み終えて少し寂しくなってしまいました。『サクリファイス』は「生贄」とかまったく馴染みがない言葉なのに、本当にこういう事が起こっていそうだなと感じてしまう位リアル。『フィッシュストーリー』もよかった。なんと言っても瀬川さんのかっこよさ!素敵すぎます。
読了日:09月30日 著者:伊坂 幸太郎
春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
私の中に『小市民になりたい』気持ちが微塵もないので最初は馴染めなくてどうかな?と思いましたが、心配要りませんでした(笑)精進の足りないままでいて欲しい。健吾もいい味出してますね、こういう人すきです。熱くて。
読了日:09月23日 著者:米澤 穂信
サヨナライツカ (幻冬舎文庫)サヨナライツカ (幻冬舎文庫)
人をいつ本気で好きになるかなんてわからない。その相手が何を抱えていようが好きになってしまったら関係ない。私の恋愛観は沓子と似ていると思う。私は読んで泣いたけどこれを純愛だなんて言わない。でもそれでいいんだと思う、許されない恋愛だという事は豊と沓子がいちばんよくわかっているのだから。
読了日:09月19日 著者:辻 仁成
ネバーランド (集英社文庫)ネバーランド (集英社文庫)
ここまでのものを背負って、よくまっすぐ育ってくれたなあ、と感心します。人は大人でもこどもでも一人の人間として自分だけのひとつの人生を歩んでいて、だけどやはり親が子に与える影響、親の行為が子の人生に与える影響は計り知れなくて、それが親の「責任」なのかなあ。「松籟」が「将来」と重なって、この場所は今までたくさんの少年たちを見守ってきて未来へ送り出していったんだなあと感じた。さわやかで清々しい世界でした。
読了日:09月17日 著者:恩田 陸
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
お父さんがかわいそう過ぎてラスト泣いてる自分がいました・・・。なんて感想を書いてるのは私だけですね(苦笑)子どもの残酷さって、ちょっと自分にも思い当たる節があるような。三年前の事を背負い込んで耐えられなくなって歪んで行って、その過程を思うといたたまれない。そうさせたお母さんを恨んだけど、最後はお母さんにも泣かされました。その姿をきちんと見届けたミチオが大人になって序章に続く、と思いたい。
読了日:09月14日 著者:道尾 秀介
てるてるあした (幻冬舎文庫)てるてるあした (幻冬舎文庫)
「ささら さや」よりもっと好き。久代さんの愛にあふれた言葉たちが照代の心をとかしてくれた。不器用でも伝わるんだなあ。お夏さんも珠ちゃんもみんな、前作よりもっと好きになった。照代みたいな、思春期と言ってしまえばそれまでなんだけれどそれだけじゃない、そういう時期は誰でも経験するもので、その時にきちんと真正面から向き合って叱ってくれる大人がいるのはなんて幸せなんだろう、と大人になってから思った。照代も照代のお母さんも、きっとこれからは大丈夫。ありのままの自分を見つめて生きていけるだろうな。
読了日:09月09日 著者:加納 朋子
ささらさや (幻冬舎文庫)ささらさや (幻冬舎文庫)
周りの人に恵まれる、というのはその人が持つ何か魅力というか不思議な引力があってこそだと思う。サヤにも、ユウ坊にもそれがあったんだな~。大人になってからエリカみたいな友達が出来るってすごく羨ましいかも。三婆もいるだけで笑顔にしてくれますね^^彼女たちが登場したあたりから読むスピードが上がりました。ちょっとした「事件」たちにひやっとしつつ、最後はやっぱりあたたかくなる、加納さんワールドでした。
読了日:09月04日 著者:加納 朋子

2011年9月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター



book*今月1番のおすすめは!

道尾秀介さんの
『向日葵の咲かない夏』!

見事にこの世界観に
はまってしまいましたー!
衝撃です。ぜひ。



ねこ★



赤座組Week2011
 y’s組長LIVEy’s

10月7日(金)
18:30/open
19:30/start
@南青山MANDALA
3,800円+1drink

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