レトロゲーム好きな皆さまこんばんは。
元ゲーセン狂のいわしでございます。
なんやかんやでいつの間にか年を越して3ヶ月更新なしの状態だったこのレトロゲーム探訪シリーズ。
特にネタが無かったというわけでもなかったのですが、他のシリーズとの兼ね合いもあって更新できずにいました。

改めまして新作となる今回ですが、グラフィックの技術の向上やCGという波にもかかわらず、独自の企画力でヒットを飛ばした作品も多くありました。
そのジャンルの一つとして挙げられているのがステージ制のアドベンチャーゲームです。

90年初頭、当時独自のシューティングゲーム路線で人気を博していた『東亜プラン』という会社もこれまでの2Dシューティングゲームの技術を使った新たな企画として本作を企画し製作しました。
それがこちら
『スノーブラザーズ』


でございます。

ざっくりしたストーリーもあり、雪だるまのニックとトムがさらわれた姫を助けるために怪物たちが待ち構えるステージにチャレンジしていくというもの。
スーパーマリオにも通じる感じですが、その面数はなんと50ステージという大容量でした。
基本は一面ステージですが、ボス戦の時には二段階ステージにわたるなどその技術を思いきり駆使したものとなっています。

扱うキャラクターはニックとトムの二人。
最高で二人までですが、その操作性やゲーム性から初期マリオブラザーズのような協力プレイから邪魔しあいまでユーザーチョイスなプレイスタイルが楽しめましたね。


操作性としてはシンプルで8方向レバーと2つのボタン。
ボタンはジャンプと攻撃となっていて、攻撃は雪を投げていき、敵を雪だるまにしていきます。おもしろいのは雪を当てて倒すのではなく、その雪だるま状態になって転がし吹っ飛ばすことで敵を倒せるようになること。
雪だるまは所定の壁に当たって砕けるまでステージ床を転げまくり、敵を連鎖して巻き込んでいくと高得点となっていきます。

さらにこの転げる雪だるまは自分も巻き込まれることがあり、巻き込まれている間は無敵。
ちなみに敵に攻撃すると固まりますが、雪だるまにしない限りは一定時間で復活し動き始めます。また雪だるまになったあとも一定時間たつと溶けて動き出すので注意です。


ボス戦になると普通の攻撃では倒せないので雑魚を雪だるまにして当てていくことでダメージを与えて倒すというなかなか難度高めなミッションもありますが、基本は雪だるまにして敵を吹っ飛ばしたり、まきこまれてみたりといったトリッキーさが面白く、キャラクターのかわいさを相まって密かに人気がありました。

敵を雪だるまにして倒したり、巻き込んだりするとアイテムが登場し、中にはプレイヤーのパワーアップにつながるものも出てきます。
雪の射程距離が伸びたり、威力が増したり等々。そして多くの敵を巻き込んで倒すと高得点のアイテムが登場し、なかには英文字が登場し、『S.N.O.W』と集めると1UPします。

10ステージごとのボス戦や雪だるまにして転がすというトリッキーなゲーム性、バリエーション豊かな敵キャラクターなどからなかなか初心者には難易度は高めなゲームではありますが、パターンがあるのでそれをマスターできれば結構進むのでやりがいはある内容です。


当時としては結構町中やボーリング場などゲーセンにも見かけることはあり、格ゲーの空きがない(もしくは集団占拠状態)時に、時間つぶしとしてやっていた思い出があります。
思いのほか勘が良かったのか、かなり時間をつぶせましてほどなく全クリアしたことも。
面が進むと敵もトリッキーで下から上に炎をはいたり、竜巻になって無敵で襲ってきたりとややこしいのもありましたけどね。

ちなみにコンシューマーの方ではファミコンとセガのメガドライブ、さらにはゲームボーイに移植され、その再現度も高め。
発売当初はそこまで話題にはならなかったものの発売元の東亜プランが倒産した後に再評価され、元々の販売数も少なかったこともあり、今はどのコンシューマー版もソフトはプレミア化。ファミコン版はなんと72000円という高値となっています。
しかし、2022年にNintendo Switchから復刻版出ていますのでまた手軽にできるきっかけはできていますね。

本作は一応94年に続編が作られたのですが、製作してから間もなくして発売元の東亜プランが倒産したこともあり、市場にはあまり流通しておらず、幻の続編として語られています。
女の子受けの良さそうな感じで、結構ゲーム性も高かったので好きだったのですが、本作も含めて今でも通じそうな面白さですけどねぇ

そういったところで今回のレトロゲーム探訪はここまで。
次回も懐かしのゲーム紹介をお楽しみに。


操作性…★★★★

高すぎるプレミア度…★★★★★

レア度…★★★

評価…★★★★
(かわいいし、ゲーム性高いし難度もなかなかで面白い。しかしソフトの高さは何とかならんのか(^^;)

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